|タイトル=リフレクティブハート
Reflective Heart
|対応機種= Windows95/98/Me/2000
|発売元= Infinite-Justice
|発売日= 発売中止
|価格= 8800円
|ジャンル=美少女ゲーム制作進行
メタフィクショナルアドベンチャー
|レイティング= 18禁
|キャラクター名設定= 不明
|エンディング数= 不明
|セーブファイル数= 不明
|メディア = CD-ROM
|ゲームエンジン = 不明
|画面サイズ=不明
|BGMフォーマット=PCM
|キャラクターボイス=不明
|CGモード= 不明
|音楽モード= 不明
|回想モード= 不明
|メッセージスキップ= 不明
|オートモード= 不明
|備考=
『リフレクティブハート』(Reflective Heart)は、日本のアダルトゲームブランドInfinite-Justiceより2002年2月14日に発売される予定だったが発売中止となってしまったアダルト美少女ゲーム。
Infinite-Justiceの第1作。美少女ゲーム制作会社を舞台とした業界物だったが、結局発売されることはなく、公式ウェブサイトも消滅した。Infinite-Justiceはその後2005年に再始動し、新作『レジオン・ド・ヌール』の制作を発表したがこれも同様に発売中止となった。
あらすじ[]
羽柴亮太郎は美術大学に通う平凡な男子学生。彼の住むアパートの部屋の隣にある日、女性二人とでっかいペンギンという奇妙な三人組が引っ越してきた。彼らは「アマルガム」という美少女ゲーム制作会社を起こしており、正式なオフィスが決まるまでの間、部屋を借りたのだという。
女社長である「武田ゆかり」に頼まれ、部屋に入りきらなくなった彼らの荷物を自分の部屋で一部預かることになった亮太郎。そのことがきっかけで亮太郎はいつの間にかアマルガムの一員に仕立て上げられ、彼らの作るゲームの制作を手伝わされることになってしまう。
登場人物[]
アマルガム[]
主人公達が所属する会社。アマルガム(Amalgam)は「混合軍」のことで、その名の通りメンバーのほとんどが素人だという寄せ集め集団。処女作『うおたる(仮)』の制作に取り組んでいる。
- 羽柴 亮太郎(はしば りょうたろう)
- 本作の主人公。一浪して美術大学に入ったばかりの19歳。女性ばかりのエロゲーメーカー「アマルガム」に半ば強制的に入らされ、アシスタントディレクター兼グラフィッカー見習を担当することになる。優柔不断で他人から頼みごとをされると断れない性格。
- 美浜 ひよこ(みはま ひよこ)
- 亮太郎と同じ美大に通う女子学生。関西弁を話す。亮太郎とは高校時代からの知人で同い年の19歳だが大学には推薦で現役合格しているため学年は一つ上。同人誌即売会でゆかりにスカウトされ、原画家としてアマルガムに入る。絵の技術は高いが、描くスピードはかなり遅い。
- 武田 ゆかり(たけだ ゆかり)
- 有限会社アマルガム代表を務める女社長。26歳。グラフィッカーとしての腕は高いが、やりたくない仕事をすぐ人に押し付けるという困った性格。元は「フリートラント」という会社に属していた。
- 本田 忍(ほんだ しのぶ)
- ゆかりと共にフリートラントから抜けてきた27歳の女性。優しく控えめな性格でアマルガムの事務や経理を担当する。
- おとうさん
- ゆかり、忍と共にフリートラントを脱退したプログラマー。何故かペンギンのかぶりものを着ている。年齢は不詳。本名は小野寺ヒロオというらしい。
- 藤宮 ちとせ(ふじみや ちとせ)
- かなり幼い容貌をした23歳の女性。幼い頃から漫画家になることを目指していたが、絵が下手だったためにデビューできなかった。しかしストーリー構成の才能には恵まれていたため、アマルガムのシナリオライターに抜擢される。
- 安彦 ちひろ(あびこ ちひろ)
- ちとせの双子の妹。23歳。二人の両親は離婚しており、ちとせは母、ちひろは父にそれぞれ引き取られたため苗字が異なる。父から英才教育を受け、大学在学中に外交官試験に合格して外務省に入ったというエリート。ちとせとは違って大人びた容姿と雰囲気を持つ。極度のシスコンでちとせの生活の面倒も見ている。営業職としてアマルガムに入る。
- 堺屋 猫又(さかいや ねこまた)
- ひよこが連れてきた音屋。19歳。声帯模写が得意でどんな音でも声真似で出すことができる。猫耳のアクセサリーを頭につけ、いつもギターを持っている。
- 神田 ハル(かんだ はる)
- 亮太郎が住むアパートの土地に100年以上居着いていた女性の幽霊。年齢不詳。優しい性格でアパートに住人に危害を加えることはない。亮太郎がいじけていると慰めてくれることもある。
フリートラント[]
アマルガムのライバル会社。新興ながら業界トップの規模。社名のフリートラント(Friedland)は戦場の名に由来している。新作『尾根2』を開発中。
- 高坂 暁子(こうさか あきこ)
- 株式会社フリートラント代表取締役を務める26歳の女性。原画家としての実力はゆかりにやや負けるが企画・経営の力量やストーリー構成力は非常に高く、フリートラントを業界大手にのし上げた才女。フリートラントを去ったゆかりのことを裏切り者だとみなし、アマルガムに様々な妨害工作を仕掛ける。
- 高野 恭子(たかの きょうこ)
- 暁子のいとこ。祖父「高野権兵衛」は銀行の頭取を務めており、フリートラントに資金の提供をしている。
- 真田 丹(さなだ まこと)
- フリートラントの制作部長。22歳。長年に渡って高坂家に仕えてきた執事の娘であり、暁子のことをとても慕っている。そのため、ずっと暁子のそばにいたゆかりに対して嫉妬している。
- 園田 ゆう、大瀬 なみ、井伊 みか
- ゆかりの弟子である三人のグラフィッカー。「三銃士」の異名を持つ。ゆかりと共にフリートラントを出ようとしたが結局残留した。
- サー・パトリオット=コマンダーチーフIII世
- アマルガムの実態を調査するためフリートラントに雇われた探偵の少女。通称ぱとこ。18歳。両親はイギリスの貴族。父親は高名な探偵だったが、彼女はてんで役立たない。スカッドという名の猫とトマホークという名の犬を連れている。
- シヅル
- フリートラントの原画家である少年。18歳。卓越した絵の技能を持つ。海外からの留学生。性格はかなりの天然系。
- 小早川 サリー(こばやかわ さりー)
- フリートラントの広報・営業を担当する女性。23歳。暁子や丹と違い、アマルガムに移ったゆかりや忍のことも慕っている。
エルベージュ/エミグレ[]
- 橋上 直哉(はしがみ なおや)
- アマルガムの外注先である創作集団「エミグレ」のゲームデザイナー兼シナリオライター。30歳。元はエルベージュという会社に所属していた。神戸工科大学を卒業している。
- 文月 ななせ(ふみづき ななせ)
- エミグレの原画家。20歳。15歳で神戸工科大学に入り、卒業後エミグレに入社。天才的な絵の才能を持つ。
- 猫部 ますきち(ねこべ ますきち)
- エルベージュにかつて属していたプログラマーで橋上の友人。過労のため入院し、そのまま息を引き取る。享年28。フリートラントの高野恭子とは恋人同士だった。
スタッフ[]
- 原画:梨乃本しいは、N.B.M
- シナリオ:杉本晃志郎
- 音楽:Energy field
- 主題歌:『Skyward』
- 作曲:細井聡司
- 歌:kala
参考資料[]
- リフコレ -リフレクティブハート設定資料集-
- 2001年12月30日のコミックマーケットで発行された同人誌。(発行:OREGINYA! / 発行者:秋葉原龍水とインフィニットジャスティスの愉快な面々)
- 2件ともweb.archive.org/ におけるアーカイブ。現在のGetchu.comでは該当のページは削除されている。
- 『RASPBERRY』Vol.3、P.54-55