Fandom

Japan

521このwikiaの
ページ数
新しいページをつくる
コメント2 シェアする

広告ブロッカーが検出されました。


広告収入で運営されている無料サイトWikiaでは、このたび広告ブロッカーをご利用の方向けの変更が加わりました。

広告ブロッカーが改変されている場合、Wikiaにアクセスしていただくことができなくなっています。カスタム広告ブロッカーを解除してご利用ください。

Anime stub.png ウィキペディア日本語版もご覧ください。

(こん)とは、

  1. 仏教が教える煩悩のひとつ。に付随して起こる。
  2. (朝鮮語ではハン)もと朝鮮文化における思考様式の一つ。歴史的事象に対する恨みのこと。本項で記載。

用語解説編集

「恨み」とは、一つは「他者に対して不平や怒りがあり、仕返しをしてそれを晴らしたい気持ち」、もう一つは「残念に思うこと」。歴史観における「恨」は、時に前者の意味になり、時に後者の意味(歴史的事象で残念に思うこと、つまり「こうなればよかったのになぜこうならなかったか」と思うこと)にもなる。また、先人が築いた文化はすべてが感謝に値するものとは限らず、その逆で恨に値するものもあるという理論に基づいた概念ともいえる。

恨が憎しみとなり敵意につながってしまうことは決して良くないことである。恨というと恨みつらみを連想してしまいがちだが、必ずしもそうではなく「恨=歴史的事象に対する批判」とでも認識すべきだ。また、プロパガンダの効果を期待して恨に訴えることもよいだろう。

また、恨は西洋哲学におけるルサンチマンにも通じる。

語源編集

漢字の「恨」は、「りっしんべん(心)」と「艮」からなり、音記号の「艮」は「踏みとどまる」ことを表し、不満や怒りをいつまでも心の中に踏みとどまっている、過去にあった不満や怒りを根に持つことを表す。

また、西洋哲学における「ルサンチマン(ressentiment)」は「怨念」「恨み」を意味するフランス語で、英語の"resentment"(リゼントメント)、スペイン語の"resentimiento"(レセンティミエント)も同源同義。ラテン語の「re(再び)+sentire(感じる)」に由来。過去にあった不満や怒りを振り返って感じるという意味合いがある。

朝鮮文化における恨編集

朝鮮語:
漢字=恨
ハングル=한
カタカナ転写=ハン
ローマ字転写=Han

古田博司は朝鮮文化における(ハン)を「伝統規範からみて責任を他者に押し付けられない状況のもとで、階層型秩序で下位に置かれた不満の累積とその解消願望」[1]と説明している。

朝鮮民族にとっての「恨」は、単なる恨み辛みではなく、あこがれ[2]や悲哀や妄念など様々な複雑な感情をあらわすものであり、彼らの文化は「恨の文化」と呼ばれる事もある。彼らの「恨」の形成の裏には、時の王権や両班による苛斂誅求を極めた支配や、過去より幾度となく異民族による侵略・屈服・服従を余儀なくされ続けた長い抑圧と屈辱の歴史があると言われる。

朝鮮の独立が民族運動の結果ではなく、第二次世界大戦における日本の降伏によって達成されたことは、後の世代の恨となった。そして今日、得られなかった勝利の代替物として、スポーツにおける日韓戦などに熱狂するという[3]

日本における恨編集

恨を日本に当てはめると、以下の例がある。

  • 2009年に施行される裁判員制度は海外における陪審制に倣ったものである。陪審制はイギリスに起こりアメリカなど英語圏を中心に世界各地に広まった。裁判員制度に反対する日本人の中には陪審制が生まれたことや広まったことに対して恨を持つことがある(裁判員制度反対運動の関連情報は*こちら)。日本より1年早く陪審員制度を導入した韓国でも同様の現象が起こっている。
  • 沖縄では、米軍基地の重圧に苦しめられている現状があり、その遠因となったものとして薩摩の琉球侵攻や琉球処分に対して恨を持つ者もいる。
  • ジェンダーに関する恨
    • 二人称の「君」、一人称の「僕」および名前につける敬称の「君」といった男性だけに特化されたこれらの言葉は松下村塾の門弟が用いたことによって広まったため、現代の日本人男性を悩ませる元凶だとして、ジェンダーフリー論者は批判的に見ている。また、教師が男性の場合は生徒を呼ぶとき女子も男子も君付け、教師が女性の場合は生徒をさん付けで呼んでいたのを、戦後日教組が男性とに対して「君」、女性とに対して「さん」と呼ぶように改革したことは、逆に性差を拡大させたとして、後のジェンダーフリー論者の恨となった。
    • ジェンダー学ではしばしば近代化によって性差がいっそう開いた(たとえば男性は職場、女性は家庭と多くの時間を過ごす居場所が別々になった)と論じられる。これに大きな影響を与えたとされるイギリス産業革命が恨の対象になりうる。
    • ジェンダーフリー論者にとっては「男性はこうあるべきだ」という倫理観をうたった物である武士道も恨の対象と言える。源氏物語で男性が泣く場面がよく見られるため、「男は泣いていけない」とされるようになったのは武家社会になった江戸時代だと推定される。
  • 天皇制廃止論者にとって、日本の政治体制の転換期であった日本国憲法制定時またはGHQの占領下から独立した時に天皇制が廃止されなかったことは恨である。
  • 「和を以って尊しと為す」と規定した十七条憲法が日本の集団主義的な社会を作った大本として、日本流の集団主義を嫌う人、特に連帯責任を嫌う人にとって恨となることが多い。
  • 幸福実現党は、中国における対日外交に関して「恨みをもって恨みに報いる」態度をとっていると(中国版の「恨」)指摘し、良好な日中関係を築くためにはこういった態度を止めるべきだと指摘している。

宗教的観点から見た恨編集

儒教では長幼・上下の秩序を重んじ、上位者への絶対服従を美徳とし下位にあるものが不満をぶつけることができず「恨」として蓄積し、儒教が朝鮮文化における恨の形成に影響を与えたと考えられる。

仏教的観点からは、恨は業(カルマ)に対する報いであると言える。つまり、「恨のもととなる歴史的事象=業」である。なお、ここでいう恨とは冒頭の「2」のことである。

参考文献編集

  • 『幸福実現党宣言』大川隆法

関連項目編集

外部リンク編集


引用エラー: <ref> タグがありますが、<references/> タグが見つかりません

Fandomでも見てみる

おまかせWikia