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消しピン

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消しピン(けしピン)とは、紙相撲の土俵のように一定の闘技ステージ(机や盤や枠線など)を用意し、闘士に見立てた消しゴムを指で弾き、相手の消しゴムを狙って当て、ステージ外に追いやるゲームのことである。

概要 編集

名称は地域によりまちまちであり、「消しピン」は静岡県で使用例が報告されているほか[1]、「消しゴム落とし」「消し落とし」「消しパチ」、消しゴムプロレスを略して「消しプロ」[2]、消しゴム戦争を略して「ケッセン」[2]といった名称がある。

2人以上のプレイヤーとステージ、主に学校の机と消しゴムがあれば何処でも行うことができる。小学生が、学校の休み時間などに行うことが多い。

遊び方 編集

各プレイヤーが一つずつ消しゴムをステージの上に置き、全員が順番に指で自分の消しゴムを指で弾いて、敵の消しゴムに当ててステージ外に追いやる。

弾くというのは、デコピンの用に主に中指親指に当て、そこから中指を強く押し出すことによって、中指が撃鉄のように飛び出すことをいう。この行為は、消しゴムという小さな物体相手には中々の威力を生むのである。この時問題になるのが、中指を強く弾けば弾くほど、弾かれた方の親指に中指の爪が当り、跡ができて痛みが生まれる点である。長時間の試合は楽しいが、後で痛みが残ることもある。

また、定規などを使用して消しゴムを弾くスタイルも存在する。定規を用いると指に大きな負担がかからないため、放課後や昼休みなどでの長時間の試合を可能にするというメリットをもたらすが、反面、軌道のコントロールや力加減の制御は指で弾いた場合以上に困難なものとなる。さらに定規を酷使した結果、湾曲して直線が引きづらくなるというデメリットも存在するうえ、必要以上に力を加えると定規が破損する場合もあり非常に危険である。以上のことから、定規を用いた消しピンは、熟練者向けのスタイルと言える。定規の他にはペンなども使用するスタイルもある。

弾いてぶつけるという点ではおはじきに似ているが、おはじきがガラス製であるのに対し、消しゴムはゴム製であるため摩擦係数が非常に高く、弾いても、曲がったり回転したり、強くはじきすぎた場合は飛んだりしてプレイヤーの思い通りの動きをせず、相手にぶつけられない。またぶつけても相手が動かないなどのプレイヤーの予想外の現象が起こる。

編集

消しピンにはデコピンの用に弾く技がスタンダードだが、他にも様々な技があり地域によって名称が異なることもある。

  • サイクロン/トルネード/スピン
消しゴムの両端を持って消しゴムを反らせ、片方の手の人差し指を離し瞬時に両手を離してスピンさせる技。攻撃力が高く一撃で相手を場外に弾き飛ばすことができることもある。
  • 衝撃波
消しゴムどうしが非常に接近している状態で、消しゴムを手で(人差し指から薬指)斜めから叩きつける事によって消しゴムを吹き飛ばす技。
  • 覚醒剤
ホッチキスやシープペンシルの芯を消しゴムの中心部に刺す事で消しゴムの滑りが良くなりサイクロンの回転力が増して攻撃力が上がるが、その反面相手からの攻撃にも弱くなる。
また、ホッチキスなどをつけたままサイクロンなどを使うと消しゴムが裂けてくることがある。このことから覚醒剤と呼ばれる。
  • バク転/側転
消しゴムの端に指先を置き、下後方に指先をずらす事で消しゴムが回転する。この技は相手との距離を測るときに有効。
  • 鉄壁/ペタン
消しゴムを机に押し付けひっつけ相手の攻撃を弾き返す防御技。消しゴムによりひっつかない物もある。
  • ディフェンストリプル
チーム戦のときに三人の消しゴムを鉄壁 ペタンをすると必ず跳ね返す。消しゴムによって意味のないのは、鉄壁 ペタンをしなくても良い。
  • トーテムポール
消しゴムカバーを取れるギリギリまではずし、消しゴムカバー側を地面に立てる。そうすることにより、重心が上にあがり、敵から攻撃を受けてもフィールド上から出ることがない。ただし、消しゴムを持ち上げるため、ルールによっては禁止されている。

ステージ 編集

複数のステージを使い、別のステージにジャンプする事もある。この場合、ステージの幅が狭い場合は勢いをつければ難なく別のステージに移動できる(油断してスピード調整を誤ると落ちる)。またステージの幅が狭い場合は、高低差をつけて上りは1ターン使い上のステージに移動できる。というルールも存在する。もちろん、高低差がなく、自力で何らかの方法で消しゴムをジャンプさせる事を求めるステージも存在する。ジャンプの方法には鉛筆の上に定規をのせ、てこの原理でジャンプさせる方法もある。

最も基本的なステージ。机によっては傾いていたり(あえて傾けたり)、ある方向は前の席の背もたれが出っ張っていて落ちにくい、等の特徴がある。
  • 椅子
場所は狭くなり、中央が凹んでいたり、周辺が下りになっていたりと地形が複雑。
  • アイテム
上記のものに、筆入れなどを障害物として置いて陣地や武器として利用したり、二つの離した机を定規や教科書などで結び橋として使用したりする発展型もある(この場合、「橋」が落ちると移動手段がなくなる)。

ルールのバリエーション 編集

消しピンは様々なローカルルールが存在する。その代表的なものとして

  1. 弾く前に回転軸を変えない範囲で向きの変更が可能。
    • 回転軸の変更は原則として1回だが、名古屋の一部の地域では「2回回転軸を変え、さらに向きを変えて」弾くことも可能である。言うまでもないが、「回転軸を変え」と「向きを変えて」は同じことなので、実質3回回転軸を変えることができる。
  2. 弾き終わった後に回転軸を変えない範囲で向きの変更が可能。下記の「片面だけに特定の加工を施してる」場合はこのルールが必須となる。
  3. 動かせない、消しゴムの他のものを置き、それが落とされると負けるルール。

戦術 編集

単純明快なゲームではあるが、様々な戦術の基にとても奥深いものとなっている。

消しゴムの大きさを変える 編集

ただ単に消しゴムの大きさを変えるというものである。

  • 巨大な消しゴムを使い攻撃と防御の両面を強化する
    もともとが巨大な消しゴムを使用する場合、周りの友人から「それは反則だろ」などと非難される場合がある。しかしながら、二個以上の消しゴムを、消しゴムの包み紙やテープ、またはホッチキスを利用することで合体させると、これは勝つ為の工夫とみなされ、ゲームへの参加を許諾される場合もある。ただ、これでなお負けた場合、とても悔しいのが難点である。
    • 特定の会社では、宣伝用に硬くて大きい消しゴムを配布していることもある。そのような消しゴムはゴムが非常に堅く消しゴムとしての実用性はほとんどないが、重く大きいので有利となる。
  • 敢えて非常に小さくすることにより、敵の自滅を誘う
    言うまでも無く攻撃が出来なくなる。また、他の参加者に無視されゲームそのものが面白くなくなる可能性もある。しかし、自分の消しゴムをはじく時に敵の消しゴムも一緒に弾ける場合もあるので有利になる可能性もある。

消しゴムの性質を変える 編集

「消しゴムは直方体(あるいは円柱)であり、摩擦係数が高い」という固定観念の隙を突いたものである。

  • 摩擦係数を下げる
    なんらかの手段で、消しゴムの滑りを良くするというものである。具体的な手段は、チョークの粉や砂、新品の消しゴムのカバーをはずした時についているあの粉をすりこむ、セロハンテープを巻く、セロハンテープを巻いた後はがしてべたべたな状態で戦う、を薄く塗って乾かす、ホッチキスの針を埋め込む(埋め方によって変化球のようになる)、消しゴムの紙のカバーを外す(または装着する)などが挙げられる。こうすることにより、本来のおはじきと同じように直線的な動きが可能となり、狙った場所にすんなりと行く上、摩擦による減速も抑えられるため、攻撃力が大幅に上がる。ただ、ブレーキが効かない為、万一攻撃をはずしてしまうと、そのままステージ外へと落ちてしまうことが多々ある。その上、摩擦が無くなることは、同時に外部からの衝撃に弱くなることを意味し、軽くぶつけられただけなのにステージ外に追いやられるという痛いデメリットもある。それを嫌ってカバーを外して摩擦係数を上げる戦術もある。
    • しかし、片面だけに摩擦関数を下げる工夫を施し、ルールで弾き終った後の回転を認めている場合。又は紙のカバーをはじき終わった後にも脱着が可能なルールでは非常に有利となる。
  • 消しゴムの形状を変える
    カッター定規で消しゴムに加工を施すことをいう。
    • 消しゴムを薄く切断する
      薄く切断すると、おはじきと違い、消しピンには三次元的な動きをする場合があるため、敵の攻撃が当たり難くなる。防御力に特化するが、攻撃力に乏しくなるという欠点がある。また上述したように、摩擦係数を低くした消しゴムの場合、平面的な動きをするため、特化した防御力も意味を成さないものとなる。
    • ピラミッド円錐)型に加工する
      底面の大きさに対し低めのピラミッド型に加工すると、周りがなだらかな傾斜になるため、消しゴムが上を跳び越してしまい、完全に攻撃を受け流すことが可能になる。ただ単に負けないのであればこれが最強かもしれないが、周りに「そこまでして勝ちたいのか」などという冷ややかな視線で見られる為、ほどほどにした方が無難だろう。

備考 編集

  • 2015年にドリコムより、消しピンを現代にアレンジしたパズルRPG「崖っぷちパスターズ」がリリースされた[3]

脚注編集

  1. 宮田登『老人と子供の民俗学』白水社、1996年。ISBN 4-560-04056-7
  2. 2.0 2.1 亀山浩和「憂楽帳 遊びの達人」『毎日新聞』2006年(平成18年)8月30日付東京本社夕刊11面。
  3. テンプレート:Cite web

関連項目 編集

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