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計画都市

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計画都市(けいかくとし、テンプレート:Lang-en)は、都市計画に基づいて建設された都市である。計画都市との対比で、自然発生的に成立した都市を「自然都市」と呼ぶ。

住宅地商業地官庁などの一連の都市機能を有する自立した都市が、非都市化地域などに計画的に建設されることが特徴である。この点で、都市機能の一部を担うに過ぎない都市郊外における住宅地開発(日本のニュータウン)や、既存の都市地域における再開発、工場誘致を目的とする工業団地とは異なる。

概要 編集

計画都市の事例は古代から存在する。中央アジアのタキシラトルコにあるアナトリア高原のハジュラルコルジュペテ、カラホーユック、カッパドキアなどの地下計画都市などが紀元前に建設されているとされる。

アレクサンドリアは、古代にアレクサンドロス大王によって命をうけ建設された碁盤目状に交差する街路を有する計画都市であった。その後1882年にイギリスが侵攻し、今度は海岸線にそってイギリス式の都市計画がなされた。

インダス文明の都市は、道路幅やレンガなど材料の規格が統一されて建設されている。モヘンジョダロハラッパードーラビーラロータルカーリバンガンといった大都市が知られ、整然とした街路に排水路までが完備した計画都市であったことが知られている。各都市は、排水溝設備の整った碁盤目状に街路が走る計画都市であって、ダストシュートや一種の水洗トイレなどが完備されていたという。

またコンスタンティノープルイスタンブール)の場合は紀元前7世紀に造られた古代ギリシャの都市ビザンティオンローマ皇帝コンスタンティヌス1世が330年に帝都に改造した。こうしたケースは中国の例では南朝建康北宋開封南宋臨安などがある。

ヨーロッパの理想都市の原則から、星形要塞は、イタリア・ルネサンス期の都市設計理念に影響を与え、その後の理想的な計画都市に深く感銘を与える。そして、中世からは完全にバロック様式で構成された都市計画#ルネサンスの理想都市で、ドイツでも理想都市の原則は、エアランゲン、グリュックシュタット、あるいはカールスルーエなどに体現されている。一方、マンハイム新時代の理想と建築と計画都市の融合、計画首都を企図して設計された都市である。

グリッドパターンの計画都市 編集

古代ギリシャの代表的都市計画家ミレトスのヒッポダモスが理論を確立したグリッドパターンの計画的都市はすでに紀元前から行われ、ミレトス以前はカフーンインダスオリエントの都市にいくつかみられる。ヒッポダモスはその後ピラウスの計画でも採用する。オスティアボンベイ、エルコラーノ(ハルクレネウム)などといったイタリアの都市はヒッポダモス式の計画都市である。帝政時代の計画都市であった北アフリカのローマ都市フォルムが設けられるのは、典型的グリッドで形成される南北と東西の大通りが交差する地点である。

インドなどの都市計画例は過去には、ヴァーストゥ・シャーストラなどヒンドゥ、アルタシャストラなどの都市選定地は経典書によって建築学者の推薦する地に建設していることがしられている。たとえば16世紀半ば、南インド・マドライの政治家で都市計画家ヴィシュヴァサリ・ナーヤカは教伝をもとに設計したように、都市計画はマーナサーラの書などで敷地割り規定をあらわすヴァストゥやプルシャ、マンダラなどがあり、都市はグリッドパターンに建設されていた。したがってインド諸都市パタンバクタプルキルティプルなどネパールの都市などは、こうした経典のつくりかたに基づいている。これがフナン(ベトナム)オケオ(ベトナム)チャーキュウ(ベトナム)チャンパー(旧占城、ベトナム)マンダレー(ミャンマー)といった東南アジア諸国でも普及する。インドの理想都市ヴェーダー経典には四つの型が示され、いずれも共通は格子状によっての構成都市である。

メソアメリカの古代都市のうち計画都市の性格をもったもので代表的な都市は、テオティワカンで伝説上の七股に分かれたほらあなの上に「太陽のピラミッド」を建設し、「月のピラミッド」と「死者の大通り」を軸に碁盤目状に街が築かれた。またアンデスで、ワリ文化の都市とチムー王国の首都チャンチャンは規格性をもった計画都市の性質をもっていたことで知られる。チャンチャンは王の代替わりごとに新たな区画として都市が築かれ、テオティワカンと同様天体の位置を意識して築いていたことが最近の研究で判明している。

その他イラクの諸都市や、トルコのビュユクカレ、シリアのエウロポス、イランのペルセポリスカーシャーン、イエメンのザヒート、グルジアのトビリシアフガニスタンの諸都市タキシラ(パキスタン)などイスラム系諸国の、またウズベキスタンのコイ・クルガン・カラサマルカンドタシケントなど中央アジアの諸都市でも同様にグリッドパターンの計画で都市が形成されていく。

東アジアの諸都市でも、条坊制都城制の都市の歴史があり、中国大陸の諸都市や、日本でも行政計画都市国府をはじめ平城京平安京恭仁京藤原京長岡京の建設の歴史がある。日本では他に札幌旭川帯広など明治の開拓地等で採用され都市が形成された。これら歴史の古い計画都市は、その後の自然的な発展の中で当初の姿からは大きく形を変えているものが多いが、京都市のように街路や地名などに過去の面影をとどめていることもある。中国では他に思想として風水五行中華思想の都市計画論があり、「周礼」と「孝行記」では計画の原則を示している。日本でも各地の国分寺界隈、江戸鎌倉平泉などが四神相応の思想で計画形成されている。なお、韓国の首都ソウルは、風水思想に基づく選地と中国都城制に準じた宮城祭礼施設配置、不規則街路網の特徴を有している。港町なども港湾計画に基づき都市を計画的に設計される。こうしたまちにはアムステルダム アランヤ アントウェルペンイェーテボリヴァルナ (ブルガリア)ヴェネツィアオデッサグリトビケンコペンハーゲン、といった都市がある。

現在の日本で、人口十万以上の都市の半分以上は城下町を起源とする。しかし大火や戦災や開発などで姿が変わり、往時を偲ぶことのできる城下町は少なくなってきている。それでも、北九州市番町伊賀市伊賀上野、萩市仙台市#都市計画仙台市都心部)など、町内の道路は基本的に江戸時代の武家屋敷街のころに形成された碁盤の目状の整然とした街区がそのまま残っており、それに沿う形で戦後新たな幹線道路などが建設される場合もある。だが佐賀市のように名残は残ったが街路が狭いといった都市も多い。このため、盛岡市西部のように国体開催を契機に整備したり、舞鶴市東舞鶴のように、明治時代の軍港によって急速に発展した現在の東舞鶴駅前にあたる浜地区を、大規模宅地開発を機に浜村時代のように京都市に倣って碁盤目の道路網市街地に整備し直したり、名古屋市のように片側3~5車線の道路が敷けるよう余裕ある道路設計をしなおしたり、富山市のように古い街並みの残る八尾地区を残し、市街化区域内は区画整理で東西と南北に碁盤目状に延びる道路と富山駅を起点とした5本の放射状道路により構成しなおすなど、整備し直している都市も多い。

また、江戸時代以前の街並みが残るところでは、但馬の出石、高知県西部の旧中村市などのように小京都と呼ばれ、観光スポットとなっているところが多い。また、近年では、江戸時代の面影が残る街を小江戸(当初は川越などの一部の都市を指した)と呼ぶこともある。その他の旧城下町はCategory:城下町を参照。

そのほかは門前町や街道沿いの宿場町などである。たとえば富士吉田市などは、富士道の物流の拠点として街道沿いにできた計画都市をベースとしている。下諏訪町などは碁盤の目に近い構造を持ち、居住区域は狭いが、盆地部のほとんどは住居地と化している。東京であれば用賀(東急田園都市線の用賀駅を中心とした地域)は、もとは大山街道の宿場町、真福寺の門前町で、地区の道路が碁盤目状に整備されていった。浅草は、浅草公園六区整備と関東大震災での復興、東京都の都市計画により道路拡張などで浅草界隈をはじめ、田原町、蔵前、合羽橋周辺の旧浅草区の道路インフラ整備を進め、道路拡幅された碁盤の目をもつ街並みと化した。

スペイン植民都市でも、1492年のカルロス1世の新大陸の新都市建設法に基づく、あるいは1573年からフェリペ2世の勅令インディーズ法などの規程が知られ、これに基づいてグリッドの都市が形成されている。スクレ (ボリビア)、イスパニョーラ島港湾都市、カルタヘナボゴタキトベラクルスグラナダサンサルバドルノンブレ・デ・デイオストゥンベスカハマルカヴィガングアダラハラバハマリマサンティアゴ (チリ)サッビオネータメンドサラバス市街地などスペイン植民期のこうした都市では、グリッド状の街路と教会と広場を中心とするポブラシオンが、南アメリカやフィリピンの諸都市で多くみられるようになる。

これがさらに、ハノイプノンペンバンコクといった東南アジア諸国の都市にも導入されていく。その一方で、チェンマイのように、ヴィシュ神の化身ナライ神の勝利のシンボルである巻貝の外側の形に似せた都市も形成された。チャンディーガル(インド)のように近代思想で、またジョージタウン (ペナン州)はフランシス・ライト総督がグリッド状に市街地を計画させた。サンフェルナンデス、北ルソンのヴィガン(以上フィリピン)などスペインの入植計画都市などはもとは交易地が多く、マニラなどは交易地から城塞都市イントラムスが建設され、スペイン統治からインディアス法にのっとって格子街区化。その後中国人居住区パリアンや、非カトリックのアルカセリア街、1898年のハドソンバーナム計画と続き、第二次大戦後は近代的な都市へと変貌したものが多い。

アルゼンチンの都市はヨーロッパ移民の影響が特に強く反映されているため、非常にヨーロッパ的であり、多くの都市は出身の多いスペイン風に広場を中心に建設され、カテドラルと重要な役所(カビルド)は広場に面して建てられた。一方でブエノスアイレスは1850年代以降カルロス・タイスらによってフランスのパリを忠実にモデルにして改造されている。 一般的に都市の配置はダメロと呼ばれる碁盤目上であるが、19世紀末に理想都市やワシントンD.C.をモデルに建設されたというラ・プラタ市など、やや違えている都市もある。

ヨーロッパ列強の航海時代に入ると、入植地は多くが人口増大によって都市化し、北米のサンタフェ (ニューメキシコ州)ケベック・シティルイスバーグトロントモントリオールサンフランシスコセントルイスニューオリンズロサンゼルスサンディエゴボストンなどが生み出された。植民地の場合、当初は工兵隊・軍の測量技師が計画を担う。新開地では統治という目的も担う場合もあったため、カナダルイスバーグなど、フランスヴォーバンの要塞都市理論で計画されている都市も多くそれらは現在ヴォーバンの防衛施設群として2008年、世界遺産に登録されている。

20世紀に入るころまで、専ら開拓地など未開の新市街開発はおもに土木技術者都市計画を手掛けていたことになり、特に1801年からイギリス統治したインドでは、幅広の道路計画立案を担当した技師マレットやキャプテン・E・P・リチャーズのように、インドで統治国イギリスの技術者らはスラムクリアランスと改善トラストで都市を改善するという方向性を示した。

一方、華人街や日本人街の後に植民移住し統治者としてホイアン(ヴェトナム)の街路整備をするなど、アメリカ大陸の一部や北アフリカまでも統治したフランスの場合、アジアの進出でインド・ポンディシェリを1673年に拠点として開発、その後インドシナへと進出するが、エコール・デ・ボザール出身の都市計画家を登用し、新旧の市街地分割と短冊グリット型の都市をおもに採用している。1863年にはサイゴンの都市計画が立案され、1887年にはフランス領インドシナ連邦が成立、1919年のコルヌデ法が植民地にも適用となり、各地で本格的に都市計画が行われていく。

これらの中には歴史的な都市も多い。事実ヴィガンはゴールフォート(スリランカ)などとともに世界遺産にも登録されている。テノチティトランメキシコシティ)、ミャンマーのベイタノシュリクシュトラバガンマンダレーヤンゴンなど、またカラ・ホトヤール・ホトヤルカンドホータンカシュガルウルムチ(以上、中国)などは遺跡都市である。また故宮・紫禁城は城内の1000近い歴史的建造物で形成される。その他マニラ・イントラムロスは復元都市、ムンバイ(インド)のフォート地区はトラスト化されている。タイのアユタヤ(バンコク)、スコータイ(アンコール)などは中世の王朝都市である。タイはパタニ、ソンクラーなどは華人街から、プーケットはヨーロッパ人の商人街からその後貿易商らの居住地化していった。コタバル(マレーシア)も主要施設と王宮を一直線に並べた都市から華人街へと発展した。

そのほか、ボンベイマドラスチェンマイ)、インドのコルカタなどのようにもともとは小さな商館都市からスタートしたこうした都市はその後の人口増加によって劣悪な環境と化し、都市整備が開始されることになる。なおこれらの都市やコンゴの諸都市等など、植民地時代に都市整備された国の都市では、植民地時代を否定するために改名する都市も多い。17世紀初頭から18世紀末までは東インド会社と西インド会社の海外支店を拠点に世界各地にオランダ植民都市が創設され、コロンボスリランカ)、レシフェブラジル)などその数は約40にもなる。ケープタウンケープ植民地)は長崎出島にも駐在経験のあるオランダ軍技師ヤン・ファン・リーベックらが都市建設を開始、1781年にはルイ・ミッシェル・チボーがリニューアルしていった。

近代初頭、中国、日本の開港場、東南アジアを渡り歩く都市建設の技術者たちが続々と都市建設に関わった。香港は、ヨーロッパの商会が長く占有していたが、公共事業局発足により建築技師ブルースと技師クレーヴァリィーによって整備計画が示され、現在香港空港と九龍を結ぶエアポートエクスプレスの空港に人工都市青衣が出現している。泉州市、福州など中国福建省の海岸都市は20世紀初頭に当時の民国政府、鹿港は福建省海軍提督、澎潮島は日本植民地時代に街路整備され市街地が形成された。

アーケードが発展したマレーサラワク州クチンやイギリス保護領マラヤ(マレーシア)など、街並みがヨーロッパ風に形成され、やがてこれが台湾迪化街に波及する。フエロンスエンミトー(以上ヴェトナム)は、外港都市化したもので当初は中国人街を形成したが、フランス植民地となると街路整備されていく。20世紀初頭トーマス・カールステンの下で実務経験を積んだインドネシア人都市計画家モー・スシロは、1949年、クバヨラン・バルを設計する。他の近代以降の計画都市の事例としては、ハルピン(満州国=当時)、澳門(マカオ)などのケースがある。

なお近代日本最初の都市建設、札幌では1871年着手時点ではお雇いの関与はない。街区寸法は平安京や町人都市のそれを踏まえていることが知られている。その他は農業集落の開拓地で都市形成したものも多く、小樽は、オタルナイ場所請負岡田家の開墾事業で、函館は、一集落から地主の敷地割をうけ、相次ぐ火災で再編を繰り返し形成していった。台湾などでは、都市は日本の統治から本格的に計画都市化され、明治28年ごろから開始された市区の改修築工事を皮切りに、基隆では明治31年に台北とともに市区計画委員会が設置され、三線道路など道路整備がなされていく。そのほか高雄台南といった都市でも次々に市区計画が策定されていった。

ドイツ人は1230年ごろから1300年ごろにかけて、植民地をいくつか建設しているが、いずれも規則性のある都市である。近代は他国列強にならって日清戦争以降に当時の中国の王朝清でドイツが進出し国土の租借が開始される。租借は他国の土地借だが中国大陸での場合は租借地周辺地域の鉄道建設や鉱山開発の権利取得も含めた期限付き割譲で、この後威海衛と九竜半島のイギリス、大連と旅順のロシア、広州湾のフランスと、同様の租借を行うことになる。

他方、ヨーロッパ本国では、中国大陸の古代や中世都市同様、他国の侵略から都市を守るために市街周囲に城郭を築き、また攻撃し易いように都市を星状等の形を採用しはじめるが、こうした都市の形成手法はルネサンス期に建築や都市形成に関する理論として発表されていく。この時期に形成された都市はそうした理論書に基づき領主とお抱えの建築家らが計画都市を建設し始め、こうした都市は十二に交差するメイン道路と、司教舎を中心に形成した都市を築く。こうしてできたビエンツァ、ウルビーノ、フェラーラ、パルマノヴァなどはノート (イタリア)パレルモトリノなどに代表されるバロック式と呼ばれる都市へと展開しはじめる。オランダでもこうした理論に影響を受けたシモン・ステヴィン(サイモン・スティーブンス)があらわしたグリッド状運河構成とする理想港湾都市理論が幅を利かせ、オランダ本国ならびに入植地で多く活用され、1619年に建設され繁栄するジャカルタバタヴィア)などは、デンマークスウェーデンなどの北欧諸都市の計画にも影響を与えた。なおスラバヤ(インドネシア)ダルモ(インドネシア)スラマンなど、旧オランダ領東インドの計画都市は、東インド会社の貿易拠点からプランテーション地帯へと変化し発展するが、バタフィアのように市域拡大してウエルトゥフレーデン地区、メンテン地区が開発されていくようにランカスビトゥンペ、バニュマスなども内陸へ都市化が進出していった。アジアの諸都市では環境悪化は進行し、スラバヤでは20世紀初頭レンパン地区が形成され、ヘンリー・マクレーヌ・ポントらによってダルモ地区が設計された。

1893年に建設されたロシアノヴォシビルスクウラジオストクに代表される旧ソ連(旧ロシア帝国)での都市改造と都市建設なども、同様の理由による計画都市である。帝政ロシアはサンクトペテルブルクを建設後は、周辺にはパーヴロフスクプーシキン、ペテルゴフ、ペトロザヴォーツク、ロモノーソフ、キージ島都市開発が行われ、計画都市が形成されていった。ロシアでは、9世紀から15世紀にロシア正教教会がみられる街でヴラジーミルコストロマ(コストロマー)、スーズダリ、セルギエフ・ポサード(セールギエフ・パサード)、ノヴゴロドプスコフ(プスコーフ)、ヤロスラヴリ(ヤロスラーヴリ)などがロシア各諸公国の首都として建設され、黄金の環と呼ばれる。16世紀から主にコサック隊を前面に、水路づたいに進出していたが1605年シベリア植民令以降、北から本格的に東南アジア方向へ進出、水陸の結節点に都市拠点を築いていく。1586年のチュメンを始め、1587年のシビル(トボルスク)、1601年のマンガゼヤ、1604年のトムスク、1618年にはグズネスクとエニセイスク、1628年にカンスクとクラスノヤルスク、1647年にオホーツク、1648年にアナディルスク、1651年にアルバジン、1652年にイルクーツク、1659年にネルチンスク、1672年にヤクーツク、1697年にはカムチャッカまで進出した。1721年にキャフタ、1727年にはベーリングまで、1740年にペドロパブロスク、1741年にアムール川河口付近に、ニコフエフスク(現・ニコラエフスク・ナ・アムーレ)が設置された。19世紀からは1855年からのサハリン日ロ共同管理以後、1858年の清国との条約によって、1856年にブラゴベシチェンスク、1858年にハバロフスク、1860年の北京条約以降はウラジオストクも開基となる。その後旧満州地方に鉄道付属地の建設進攻により、ハルビン、ダルニー(大連)、ポートアルツール(旅順)、愛琿などが築かれた。その後クリミヤのラスピやサスシーノ、ソコルといったガーデンシティやモスクワ郊外のプリヴォリエやニコルスコエ(現オレホヴォ=ズエヴォ)、オスタンキノやペテルブルク近郊のファヴォリフやタブリド、ゼレヌイプリゴロド、ミャグロヴォ、ミロリーノなどにガーデンサバーブを、1923年のソビエト連邦以降第一次五カ年計画のもとで重工業都市・工業センターの造営としてスターリングラード(現ヴォルゴグラード)、マグニトゴルスク、アフトストロイ、ザプロジェ新都市、ノヴォシビルスクの他、ハリコフのハウジングコンビナートやクズネック住宅地など、一方ではゴスプランの全土的な国土計画や地域計画が立てられている。 旧ソ連の計画都市は、既存市街地のグリッド化とともに環状幹線や放射状のパターンを組み合わせる市街化を特徴としている。 なお、ノヴゴロドウラジーミル・ノヴゴロドニジニ・ノヴゴロド(旧ゴーリキイ)といった都市と区別するため、通称で大ノヴゴロド(ヴェリーキー・ノヴゴロド)とも呼ばれるが、ノヴゴロド、ノーヴイ・ゴロドは新しい街という意味である。ウクライナ語ではノーウホロドと呼ばれ、ノーウホロド=シーヴェルシクィイはシヴェーリアの新都の意味である。

新都市・新市街の建設 編集

ヨーロッパが神聖ローマであった9世紀から第一次世界大戦前まで、ドイツ、オーストリア、チェコやイタリアなどは小国に国王や選帝侯など君主のいる何十もの集まりで成り立ち、その小国の都市形態がカトリックなどの大聖堂を中心として広場があり、市庁舎、市民の住居地があり、その周りを城壁で囲い、壁の何箇所かに門を設置し、朝に開かれ、夜に閉じられる。このため、農民らは壁の外の畑に行くのに門を通り、広場で開かれる市で商売を行っていた。旧市街はこの壁の中が現在残っている市街地である。 都市建設の場合では、既存の都市改造のほか、既存市街地が手狭になった等の理由によって旧市街をそのままに、隣や他の未利用地に別途で新市街地・新都市を計画し建設する例が多く見られる。 アナトリア半島にある旧都市のウラルトゥとは別に新都市のアッシリアといったケースや、カルカソンヌのように古代ローマ都市の旧市街とは別に13世紀にルイ9世によってつくられた新市街や、さらに1572年にアルタ・カンが板昇をもとに元代の上都をまねてつくった満城駐屯地とは別に、清朝期の1737年に城塞化した帰化城を建設したフフホト市の場合などがある。 こうした計画都市では旧街区に対して新街区はグリッドで計画建設されている。またこうした既存地とば別に都市を形成する手法は、先に述べたフランス旧統治国の都市で総督を務めたユベール・リヨテがリヨテスタイルと呼ばれる程積極的に採用していく他、イタリアではチェントロストリコと呼ばれる旧市街地の文化価値を保全しながら新旧あわせた都市計画をすすめる手法が主流となる。 フィレンツェ、サンテミリオン、ストラスブール、プラハ、ザルツブルクといった都市は新旧がはっきり区別ができ、ハイデルベルクザルツブルクホーフブレーメンドレスデンデュッセルドルフなどのドイツやオーストリアなどの都市は、近辺の国の都市も含め、古くからの市街アルトシュタット(旧市街)とその後開発建設されたノイシュタット(新市街)を持つ。

計画都市と首都 編集

さらに近代に入っても、このような手法は既存の都市では十分な機能対応ができないためや、新たに国家が独立したなどや、国土勢力バランス、未開発地域の開発をうながすため、などの理由で首都建設などにも利用され、代表例が、1790年に建設が決定されたアメリカ合衆国ワシントンD.C.や、1911年に建設が決定されたオーストラリアキャンベラ、1956年から建設が始まったブラジルブラジリアなどがある。

新首都ブラジリアは、大西洋沿岸部のサンパウロリオデジャネイロに比べると内陸部の発展が遅れていたのを解消すべく、1960年に内陸部の荒野に建設された巨大な計画都市である。

1809年にスウェーデンから独立したフィンランドでは1812年にサンクトペテルブルクストックホルムの中間に位置したヘルシンキに首都を定め、港町トゥルクから移転させ、都市建設を行っている。こうして、もとは寒村であったヘルシンキは首都にされた。ヨハン・エーレンストレムに加えて、ドイツから建築家カルル・ルードヴィッヒ・エンゲルが招聘され計画設計した。

また、オタワに遷都するまで、カナダは首都をオンタリオ州キングストンからケベック州モントリオール、オンタリオ州トロント、ケベック州ケベックと持ち回り、1858年に位置が決定された経緯がある。1893年には時の首相ウィルフレッド・ローリエはシカゴ博覧会に刺激され、20世紀に入ってからジャック・クレベールを登用し、緑に囲まれた都市に仕上げた。

現在の日本でも、東京の過密化を解決するために、他の場所に新たに首都を建設するという首都機能移転の議論がある。

首都移転は韓国でも中部地域の遷都計画として、1970年代に朴正煕大統領が安全保障上の観点で構想したことがある。韓国は1989年から日本のニュータウンのような都市を主に政府主導で着手。これらを名称通り新しい都市の意で「新都市(シンドシ)」と呼んでいる。1960年代以降の経済発展にともないソウル市が1980年代末に人口集中と核家族化で住宅不足を引き起こしたため、盧泰愚政権は1988年に住宅建設200万戸計画を発表、地価の安定、住宅価格の投機抑制と5年間で年平均40万戸の住宅供給で住宅不足解消も目的に都市建設に着手した。現在一つの街として成長したこれらの計画都市を今度は開発途上国が着目、アゼルバイジャンの新行政都市など海外で新たに都市や産業団地の開発事業に韓国企業や韓国土地公社が受託し、新都市を建設している。

ベトナムでも、ハノイで新都市区の建設を進めているが、事業を司るハノイ市人民委員会に市内の新都市区・住宅区建設案件でいくつかが計画違反とされている。

マニラ市などは周辺のカロオカン、ラス・ピニャス、マラボン、マカティ、マンダルヨン、ナボタス、パラニャーケ、パサイ、サンファンなどの新区をマニラの地区に組み込んで都市化し、その南側地域に新都市区を形成している。

インドでは現在、北部のハリヤーナー州に、情報技術とバイオテクノロジーなどの先端分野の研究施設を集積する人工都市の建設を計画している。この研究都市については、同国ではチャンディガール市が建設されて以来の計画都市となる。

北京近郊でも、新しく都市を計画中で、順義新城、通州新城、亦庄新城、密雲新城、懐柔新城、門頭溝新城、大興新城、房山新城、昌平新城、延慶新城、平谷新城といった都市の建設計画がなされ、「新11都市建設プロジェクト」として実施予定である。中国では試験都市として、上海など全国で七つ計画都市を定めている。瀋陽と周囲の主要都市である鉄嶺、撫順、本渓、遼陽、鞍山を重要節点新都市として建設し、瀋陽と各の間に瀋陽経済区の節と点となる連結帯新都市、連結帯新市鎮を建設して、瀋陽から各主要都市へとつながる5本の数珠状の産業ベルトを形成し、瀋陽を中心とした大都市化を進めている。瀋陽、鉄嶺市凡河、蒲河、渾河、鉄西産業、永安、近海、新田、瀋彰、撫順市瀋撫、航空、本渓市瀋渓、灯塔、遼陽市河東、鞍山市首山、海西など16都市で人口20万人から100万人超規模の重要節点新都市、9都市で人口10万人から20万人規模の連結帯新都市、8都市で人口5万人から10万人規模の連結帯新市鎮を計画。新都市建設の全体プランはすでに発表されているほか、これまでに新都市建設に向けたプロジェクトだけで約200件の準備が完了しており、投資総額は4千億元を超える見込みである。新たな11都市の建設については、供給能力と技術水準に応じて適宜発展させる計画としている。一連の水・電気・ガスエネルギー施設やゴミ処理施設などを建設して今後の発展に備える予定である。新都市の建設レベルは市中心エリアを上回るとみられ、生活の質を向上させてより多くの人を呼び込み、中心エリアの機能を分散し、人口の集中を解消することを目指すとしている。中国の新都市建設は、現在のところ2006年と2010年に発表された第11次五カ年計画に基づき、2段階に分けて進めている。現在は計画準備作業は完了し、重要都市施設建設を進め、新都市建設事業を加速展開している。また新都市が既存都市の中心地域と一体化することを防止しつつ、緑化分離帯の設置プロジェクトを優先的に実施している。

主な計画都市 編集

首都建設 編集

国防上の理由によるもの 編集

国土の均衡発展が目的のもの 編集

広い国土を持つ国が、地理的に中央位置に近い位置に建設するケースや、あるいは首都の地位獲得を狙う大都市の対立を和らげるため、折衷策として双方の中間位置に建設されるケースなど。

計画段階の都市 編集

  • 西湖西現代都市(Tay Ho Tay 銃額団地)- ハノイ市近郊に敷地面積207万平米、投資資金3億1500万USDをもって韓国スタイルで計画建設される都市。完成後は8万人にアパートを供給する
  • ベスミヤ - バグダッド郊外1830万平方メートルの敷地に100~140平方メートルの住宅10万戸から成る新都市を整備。投資額の内訳は、住宅建設費55億ドル、造成費17億5000万ドル
  • カムコシティ - プノンペンの北側で大規模新都開発を行っているプロジェクト
  • ヴェトナム・トゥー・ティエム半島の新都市
  • 世宗特別自治市 - ソウルの約120キロ南方の公州・燕岐地区(忠清南道)に新行政都市として、面積約300平方キロの土地に人口約50万で計画。当時の盧武鉉大統領が韓国の新しい首都としようと政府行政機関の一部を移転したが、2004年に憲法裁判所による首都移転の違憲判決をうけ企業都市に変更する方針に転換し「行政中心複合都市特別法(世宗市法)」の改正に着手している。
  • 海南郡(ヘナム)と霊岩郡(ヨンアム) - 韓国政府が湾岸観光レジャー地域として推進していた全羅南道海南郡山二面と霊岩郡三湖邑一帯に広がる干拓地を韓国企業18社と観光公社が企業都市として計画。2017年までに人口50万人規模の都市にする予定。
  • 泰安郡(テアン) - 現代建設が所有する忠清南道の泰安郡泰安邑と南面一帯、瑞山干拓地浅水湾岸及び周辺をゴルフ場ほかリゾート地と専門教育機関をもつ庭園観光都市として計画進行中。本来は2010年までに開発する予定だったが、なぜ現在まで開発継続なのかは不詳。
  • プトラジャヤマレーシア) - 行政的な首都建設目的で現首都のクアラルンプールより分離独立させて新設された連邦直轄領及び計画都市。
  • サイバージャヤ(Cyberjaya, マレーシア) - 国家プロジェクトとして進めている新首都建設計画マルチメディア・スーパーコリドー計画 (MSC)の一部として、1999年クアラルンプールの近郊にできた巨大なハイテク情報都市。
  • ワンノース(シンガポール) - 2001年コンペによってザハ・ハディドがマスタープランナーとして1等当選した実験都市。
  • シディアブデラ科学新都市(アルジェリア) - アルジェリア国土開発部が計画している新都市の名称で、韓国の設計会社コンソーシアムに、マスタープランプロジェクトを委託。また別のコンソーシアムが新都市の基盤施設にも参加する。
  • サディヤット島とアブダビ首都地区(アラブ首長国連邦) - 連邦政府機関やアブダビ首長国の行政機関を移転させるべくアブダビ中心部から南7kmの内陸部に建設している計画都市。2030年に完成予定。
  • マスダール・シティー (Masdar City) - 「マスダール」はアラビア語で「資源」を意味する。フォスター・アンド・パートナーズが都市設計。世界初となる二酸化炭素 (CO2)を排出しない「ゼロ・カーボン・シティー」。2013年の完成予定、総面積6平方キロ、想定人口5万人で太陽光発電など再利用可能なエネルギーを利用し原油だけに依存する経済からの脱却を図ろうとする。
  • グジャラート・ビッタル・イノベーション・シティー (GVIC) - インド西部グジャラート州南部バルサド県の経済特別区 (SEZ)330ヘクタールを産業団地として開発計画。
  • ハノイ市紅河南部新都市事業 - 韓国大宇建設やコーロン建設など建設5社からなるTHT開発が担当。
  • バントゥオン新都市区 - ベトナム南中部クアンガイ省ズンクアット経済区内のバントゥオンに建設予定の新都市区。五つの都市区と二つのハイテク区、観光区と緑地などを日建設計とハノイ建築大学の企業共同体が計画。
  • ニャーベ新都市 - ベトナムホーチミン市南部。情報技術 (IT)と最先端のインターネットインフラを備えた高級住宅団地を開発計画中。
  • バイオメトロポリス (Biometropolis) - メキシコシティ南に建設される新都市の計画で医療施設を中心に、保育施設と統合予定の研究機関を設置予定。自然保護区を創設しメキシコシティ土着動植物を保全にとりくむ。2009にフォスター・パートナーズが計画策定を受託。
  • ナム トゥイホア(ベトナム) - フーイエン省に、アメリカのガリレオ・インターナショナル・グループが商業と映画撮影所や工科大学を誘致した計画都市認可を申請中。
  • 日本のニュータウン吉備高原都市など)、日本の住宅団地一覧日本の工業団地一覧
  • 日本の開発の一覧#土地区画整理事業
  • キングアブドラ・エコノミックシティ(サウジアラビア) - ジェッダの北方に建設中で、都市名の由来はアブドラ王にちなむ。人口200万規模の巨大工業団地となる予定。
  • リバーシティ (LaCite du Fleuve) - コンゴ首都キンシャサ近郊コンゴ川に位置する二つの島で建設開始される新しい都市。
  • クァンギョ - ピラミッド群が緑に覆われ、オフィスや住居のほかに店舗や映画館、学校、病院、駐車場といった施設をもつ都市パワーセンターを現在整備中。ソウル南35kmに位置し、オランダの会社が担当。2011年竣工。
  • シルク・シティー(クウェート)
  • ブイナン新都市 - アルジェ近郊に建設される都市。現在開発事業を韓国企業が共同主幹事社となって推進する予定。韓国企業はこのほかプロジェクトにコンソーシアム形式で開発参加する。
  • ルセール - カタールが展開する新都市建設事業エネルギーシティー・カタール (ECQ)の基盤となる新都市として計画建設を受ける。
  • タイ湖西新都市区
  • 光の都市 (City of Light) - イエメンとジブチ間に、アフリカ・アラブを結ぶ予定で世界最長の吊り橋を計画中。その起点に、光の都市と名付けた、パリの6倍の大きさを誇る都市が計画されている。
  • ガンディーナガル - 1970年から建設が開始されたインド近代計画都市。都市全体を30街区に区分。
  • ブヴァネーシュヴァル - インド新都市で、1943年から。古都の北側に形成された。基本プランはオット・フォン・ケイニヒスベルガーによる。
  • ルールケーラ - インド新都市で、1955年から。鉱工業都市でドイツが援助。
  • オーロヴィル - 1968年からのインド新都市で、夜明けの町の意。インド人シュリ・オーロビント・ゴーシェの修道場都市にしてエコロジカルな実験都市。南インド、タミルナドゥ州、ポンディチェリー近郊の農業地帯に広がるその面積は約20平方キロにおよぶ。オーロヴィンドの思想をもとに、フランス人ロジェとアンジュのコンビが基本計画立案。1964年ゴーシェの後継者マザーことフランス人のミラ・アルファッサによっての構想で、砂漠と化した不毛の地を開拓することから始めた。ユネスコの援助を受け建設。1973年に中断、1988年に再開。
  • ティンプー - 王国統一後の王宮建設と、1966年のタシチョゾン(行政施設と宗教施設の複合した施設)を中心に計画設計されている。
  • ウロングウェ - 南部都市ゾンバから遷都を目的に計画設計し移転。南アフリカの建築設計事務所が作成し、政府が修整を施す。1969年から建設が開始される。
  • アビジャン - 植民地の経営拠点地から設計され、都市発展させた新首都がヤムスクロとされているため、遷都が予定されている(コートジボアール初代の首都であったため実質“再遷都”となる予定)
  • 天津エコシティ - 天津経済技術開発区で、中国とシンガポール政府共同で開発を進めている環境配慮型の次世代都市。2020年までに35万人が居住予定。
  • アリウル新都市開発 - 全羅北道のセマングム事業を新都市建設に開発計画を食糧資源基地から大型企業都市や複合レジャー観光都市に変換。世界最大規模のゴルフ場を建設計画や海洋観光団地建設を計画。
  • ナライフ - ウランバートルに隣接した区で、200万平方メートルもの面積規模でモンゴル初の産業団地及び新都市開発が、韓国の技術支援でなされる。モンゴル外国法人SICが事業施行者として産業団地の指定が告示されている。
  • ダナン新都市 - ハン川の西側沿いの土地200ヘクタール程の土地に新都市建設予定。ゴルフ場のほか、都市機能施設と、60ヘクタールの用地は高層アパート地区、別荘地区、住宅地区などに。
  • ジャパンタウン「FOURSEASONSGARDEN」プロジェクト - 約90万平方メートルもの規模の土地に一つの都市建設がなされた[1]が、担当したスルガコーポレーションはすでに民事再生法適用を受けている。
  • 寧波新都市 - 上海からほど近い中国・浙江省の計画都市で、旧市街を補完する形で建設が進められる。
  • 渾南新都市 - 瀋陽市の南部に位置し瀋陽経済区の中心とするべく2013年までに開発整備する計画都市のひとつ。完了しだい瀋陽から分離、単独市制移行となる見込み。
  • ヴルフェンタウン - ドイツで新しく計画設計されるニュータウン
  • タートルアン湿地開発 - この湿地地域に経済や商務開発中心都市を建設予定。土地コンセッションをラオス=中国合弁ビエンチャン新都市開発社へと認可。
  • アイブルグ・プロジェクト (Ijburg) - アムステルダムの東に位置するアイ湖に七つの人工島を造成、そこに18000世帯分の大規模な住宅開発を行うというもので、2012年完成予定という実験的な計画都市建設が進行中。開発用地の分割格子区画ごとに一人の建築家が担当している。
  • DMICスマートコミュニティ - デリーとムンバイ間の約1500kmに24の新都市をつくる巨大プロジェクト。デリー・ムンバイ間産業大動脈開発公社(DMICDC)担当
  • ビーニャ・デル・マルバ - ルパライソの隣りに位置し比較的しっかりした計画策定によって最近30年程度で発達した都市
  • 広州ナレッジシティ(知識城)- シンガポール政府が中国広東省と共同で建設しているこの新都市は、エネルギーの効率利用や再生可能エネルギーの導入などを実現する低炭素型都市
  • 温州低炭素都市 - 浙江省にある中国沿岸部都市で三井不動産・三菱地所・日立製作所などの企業連合が低炭素都市プロジェクト計画に参加* 保定 - 上海・河北省の新都市で低炭素都市発展プロジェクトのモデル都市となる。
  • 東営 - 10の低炭素生態村住宅群を建設する都市で低炭素発展の焦点として置かれ、広大な農村についての系統的な研究は非常に精密
  • レシフェ・スマートシティ - レシフェ市近郊で計画されている「開発プロジェクト」。国民にIDを振り分けて選挙に活用するなどの電子政府構想やスマートグリッド構想が
  • プラニット・バレー(PlanIT Valley) - ポルト郊外の土地約16km2に、世界的な技術研究・イノベーション施設が集まる予定。約190億ドルが投資される。完全にゼロベースからスマートシティが形成するため、政府はもちろんスイスの投資ファンドも開発に参加。
  • Uシティ - 約400億ドルで、中央行政、地方自治体とIT業界が主体となり、ITによる低炭素化・新産業の育成を目指している壮大プロジェクト。このプロジェクトには、米シスコシステムズが本格的に参加している。
  • 雲井新都市 - 京畿道坡州市に7万8000世帯の都市を建設。第1、2地区の開発は予定通りに開始されたものの、マンションの未分譲が急増
  • 珠海市斗門区 - 市の西部に位置し、最も美しい街としてリゾート型新都市開発がなされている
  • ボボディウラッソ - 街路樹と大きな道路をもち碁盤目に街が作られた西アフリカの代表的な計画都市
  • タコラディ - 市場が街の中核を占め、通りは市場の周りを取り巻くようにサークル上に走る計画都市
  • 沙田(SHA TIN) - 世界でも最も先進的な河川空間を活かした住宅、 都市整備が完了している新都市
  • マナウス - 密林に浮かぶ工業都市で経済特区となっている
  • シウダド・グアヤナ - 史上空前の実験都市
  • ミラフローレス(Miraflores) - リマ郊外の新都市三地区のひとつ。高級住宅街があったり、お洒落なお店も並び、大きく発展している
  • バランコ(Barranco) - リマ郊外の新都市三地区のひとつ。
  • セントロ - リマ郊外の新都市三地区のひとつ。2つの都市に比べ治安が悪いといわれている
  • ボアビスタ(Boa Bista) - ロライマ州の州都でいかにも作ったかのように街路が走る計画都市
  • エヴリー - パリ南部近郊につくられた新都市
  • カルミエル - ガリラヤ地方へのユダヤ人入植活動の一環として、1964年に建設された近代的な計画都市。
  • 高砂駅南側一帯 ... 江戸時代の初期水路等、姫路藩が建設整備した計画都市
  • ブカレスト
  • 新浦安
  • マプト ... モザンビークの首都。同国のマプトは計画都市であり、街路は直交し、道幅は広い。もとは1907年にモザンビーク植民地の首都ロレンソ・マルケスとなり、1975年に旧ポルトガル植民地から独立したのを機に、マプトと改称された
  • ミンスク - 町は新しい計画都市で、どこも道がとても広い。そして信号がほとんどなく、立体交差になっており道を渡るには地下道を渡る
  • アシガバッド - イランとの国境コペル・ダック山脈の北側、カラクム砂漠に位置する。砂漠の真ん中に忽然とニアゾフ大統領の命で計画都市化した近代都市。
  • ヴェレニエ - スロベニアに11箇所ある特別市の1つにもなっている計画都市で、褐炭鉱山のため、第二次世界大戦後に拡大した

宗教系の都市 編集

博愛都市 編集

  • コプレイ(コプリー)
  • 新しき村 - 埼玉県入間郡毛呂山町にある共同体
  • フッガーライ (フッゲライ)- 16世紀のドイツの都市アウクスブルクに設置された博愛都市で低所得者のための集合住宅地となっている

ルネサンス理想都市 編集

  • ピエンツァ(イタリア) - ルネッサンス初期に法皇の命でできた計画都市。1459年から64年にかけて、領主ピウス2世ベルナルド・ロッセリーノを登用し実現。ピエンツァ市街の歴史地区として1996年、世界遺産に登録された。
  • コスモポリ(現ポルト・フェッラーイオ、イタリア) - コジモ1世によるルネサンス理想都市の一つで、ジョバン・バッチスタベッルッチ、ジョバンニ・カメリーニらの当初設計はその後ブオン・タレンティによって変更される。
  • テッラ・デル・ソーレ(イタリア) - コジモ1世によるルネサンス理想都市の一つで、バルダッサレ・ランチブオノ・タレンティが設計担当し、当初計画案を小規模にして実現。
  • リヴォルノ - 1577年から建設開始されたコジモ1世によるルネサンス理想都市の一つで、バルダッサレ・ランチが5角形を採用。当初予定の計画規模から拡大されて建設。
  • ウィレムスタッド(オランダ) - 16世紀の要塞化によって7角形の都市に設計されたルネサンス理想都市。都市内はグリッドパターンで、オランダ領アンティルキュラソー島の港町ヴィレムスタッド歴史地域として1997年、世界遺産に登録された。
  • ザッビオネータ - もとはゴンサーガ家の領地で、1550年から領主ウェスパシアノ・ゴンサーガの思うままに、また要塞都市としてではなく都市建設された。マントヴァとともに2008年、世界遺産に登録された。
  • グアスタッラ - ドメニコ・ジュンティが多角形の都市を形成。都市内はグリッド
  • パルマノーヴァ - ヴェネツィアの要塞部局が設計を担当。1571年にスカモッツィがグリットに設計し、1593年にはジュリオ・サヴォルニャンが担当。1595年から1623年まで担当のボナィウート・ロリーニが放射状パターンに変更するが、結局は単なる要塞と化した。
  • ヴァレッタ(マルタ) - 1558 年からバルトロメオジェンカ、1562年からバルダッサレ・ランチが、さらにブリュッセルのデ・マルキを経て、1566年からフランチェスコ・ラパネッリと、幾人もが建設に携わった理想都市。市街は1980年、世界遺産。マルタ諸島では斬新な都市で、不規則に曲がりくねった通りと小路のある自治体が多い中で、格子状街区に設計されている。
  • パンプローナ - 星形要塞を形成していた都市で、新住宅地区がスペイン国内の州都と同様の都市成長を受け、1960年代から1970年代に極度の経済成長を経験し計画都市化を促された。
  • フェラーラ - エステ家が統括してから、都市域を倍に拡大する目的で1492年からエルコレ1世はビアジオ・ロセッティを登用し、古代ローマ理論の援用と、近代に通じる街区割りから形成する先駆的な都市改造が実施された(ヘラクレスの増築)ルネサンス期の市街とポー川デルタ地帯として1995年、世界遺産に登録された。
  • ウルビーノ - 一部のみ理想都市化され、複数人がパラッツィオ・ドゥカーレ他の計画案が作製された。ウルビーノ歴史地区として1998年、世界遺産。ジャンカルロ・デ・カルロのマスタープランは1964年から。
  • ジェノヴァ - ジェノヴァのレ・ストラーデ・ヌオーヴェとパラッツィ・デイ・ロッリ制度が2006年、世界遺産。自治都市として城壁建設とローマ時代の格子状植民都市をベースとして道路網を形成。理想都市は部分的に導入している。大きな中央通と沿線に建つ建物の高さ統一を図り、秩序づけられている都市。1807年には山側に環状道路を設置し、1874年に新港が建設されて発展。旧港整備をレンゾ・ピアノが手掛ける。
  • ローマ - もともとのローマ自体は自然発生都市であるが、現在の骨格を築くシクストゥス5世 (ローマ教皇)ドメニコ・フォンターナの時代以前から多くの教皇と建築家が部分的に計画改造している。理想都市はニコラウス5世やマリネッティ、アルベルティなども計画した。ローマ歴史地区、教皇領とサン・パオロ・フオーリ・レ・ムーラ大聖堂として1980年、世界遺産。郊外にはエウル(Eur,ローマ新都市42ファシスト党政権下時代のイタリア新都心)なども。
  • ノート - 1693年の地震での再建にあたり、理想都市を借用してジュセッペ・ランツァが格子型の都市復興プランで計画。ヴァル・ディ・ノートの後期バロック様式の町々(シチリア島南東部)は2002年、世界遺産に登録された。
  • アヴォラ再建 - 1693年の地震災害で、ひとりの修道士が理想都市を参考に復興計画。
  • サンミケーレ再建 - 1693年の地震による災害復興で、パルマノヴァを手本に領主と地元神父とが計画。
  • フェルティナンドポリ(イタリア) - 工業都市を理想都市として計画されたが、一部だけ実現。
  • フロイデンシュタット(ドイツ) - シックハルトが設計を担当。
  • ナールデン(オランダ) - アムステルダムの郊外に位置する17世紀の築造で、五稜郭のモデルとなった都市。現在は高級住宅地に。
  • ナンシー - 理想都市は部分的に実現。中世の町に理想都市をくっつけた都市。16世紀に南側に新都市を建設し、スタニウラス・レスチンスキーがバロック化する。18世紀に設けたエーレ・デ・コルニ設計の広場群ナンシーのスタニスラス広場、カリエール広場、アリアンス広場は1983年、世界遺産に登録された。
  • リシュリュー(フランス)
  • ヴェルサイユ(フランス)
  • ヴィトリー=ル=フランソワ(フランス) - イタリアからきたジオラモ・マリーニに設計された。
  • シャルルヴィル=メジエール(フランス) - 17世紀初頭に計画された方形型理想都市で、都市内はグリッド
  • ザンクト・ゲオルゲン・アム・ゼー - ゲオルク・ヴィルヘルム (ブランデンブルク=バイロイト辺境伯) 創設のバロック様式で統一された郊外計画都市。シュロス・アム・ゼー(湖畔の城館)という小城も造られた。

古代ローマ都市 編集

ローマ都市一覧にあるようなローマ植民都市は、ローマ建築#ローマの都市構造ローマ建築#ギリシア芸術の導入と北方の植民都市にあるとおり、大半がグリッドパターンで都市を構成して計画してある。ヨーロッパの主要都市の原型の多くは、ローマ軍団の駐屯地・カストラが起源。

  • セント・オールバンズ - ローマ人の建設した都市ヴェルラミウムが、戦後にニュータウンとして建設され、グレーター・ロンドンの人口を再分配し市域拡大をうけた。
  • ポンペイ(古代ギリシャ、古代ローマ都市) - 港湾都市でもあり、現在はポンペイ周辺で水位が極度に下がっているが、当時は港もあり海洋都市でもあった。碁盤の目状に通りがあり、大きな通りは石による舗装が施されている。
  • トリノ改造 - ローマ都市で、グアリーノ・グアリーニが中世のころの都市をベースに再構築し、フィリッポ・ユヴァラによりバロック都市化された。
  • ルテティア - ローマ時代のルテティアは、規則正しい格子状の都市計画が施されたガロ・ローマ都市であり、西暦2年以降に公共建造物の建設が行われた唯一の地区でもある。
  • ボローニャ - ローマの植民都市ボロニアから、周囲を農地に開発し、中世からは放射状都市に形成した。市壁・広場・行政庁または領主の館を中心としている。ローマ時代の遺産のため、ボローニャ中心の通りは、ローマ人定住地の碁盤の目模様に従い現在広範囲に敷石が敷かれている。
  • ルッカ(イタリア) - ローマ古代の植民都市だが帝政期に設けた市壁のほかに、新興居住区ボルコを形成し、13世紀に都市にとりこむ。アウグスタ要塞は14世紀に、街道を骨格に規則的都市構造を形成。
  • パドヴァ(イタリア) - ヴェネトの環濠都市で古代ローマの植民都市バタウィウムが起源。
  • セビリア - ローマ人が築いたヒスパリスとイタリカという二つの都市がベースで、アビ・ヤ・アクープ1世滞在期に都市改造を進めた。
  • ドゥラ・エウロポス - 南東から北西へ走る通りと、平地から崖に向かう南西から北東へ向けて走る通りが直行し、碁盤目状の街並みを形成。後世の住居や要塞建築もローマ都市の上に建設されて古代の都市計画・ローマの植民都市の姿が知ることができる貴重な遺跡。
  • チェスター(イギリス) - ローマ人の北ウェールズ侵攻時の砦が起源の矩形都市で、直交する主要道路を中心に発展。ビクトリア期にも再開発がなされている。
  • ローマンタウン (イギリス・チェスター)
  • ヨーク (イングランド)(イギリス) - 71年にローマ人の創建とされるエボラカム。イングランド北部の起点とされ、市壁は中世のものが基盤となっている。
  • カンタベリー(イギリス) - キリスト教の中心地となった古代ローマ都市で、市壁に設けられた門から伸びる街道を中心に町を発展させた。
  • ケルン - 植民地をあらわすラテン語のコロニアが名称の由来のローマ植民都市。神の守護を求めた中世の都市理念に基づいて施設の配置構成がなされている。
  • アルル(フランス)紀元前6世紀頃ギリシア人によって創設されたが、紀元前123年にはローマ帝国が占領し運河建設と街の拡張を図った。
  • カンペール - ローマ街道を有する港湾都市だが、碁盤目状の道路の中心に、フォルムと浴場を有した小規模な集住地や、道路網の一部が河口港と思しき遺跡とアクロポリスに近接してみつかっているなど、歴史のある都市。
  • ティムガッド - 西暦100年頃にトラヤヌス帝によって建設された古代ローマの植民都市。古代ローマ時代はタムガスと呼ばれた。ティムガッドの遺跡は、古代ローマの都市計画に碁盤目状の区画が導入された例を伝える現存物である。
  • トゥールーズ - 上流側は現在のエスキロル広場、かつてのフォルムを中心に形成された古代ローマ都市で、碁盤目状の構造を現在でも見て取ることができる。
  • レーゲンスブルク(ドイツ)世界遺産に登録されている都市。起源はローマ帝国軍の駐屯地だがイタリア出身のトゥルンウントタクシス家が開発。
  • アウクスブルク(ドイツ) 起源は紀元前15年にローマ皇帝アウグストゥスの居城からで、戦後復興をへて現在は移民対策をベースに都市整備計画がなされている。
  • トリア再建(ドイツ) 起源はローマ植民地。275年にトリアは破壊の憂き目にあうがローマ人はトリアを再建し285年には西ローマ帝国の首都となる。
  • レプティス・マグナ(リビア)北アフリカのローマ都市遺跡。1982年に世界遺産登録。

古代都市 編集

植民の都市 編集

  • メキシコ・シティメキシコ) - スペイン人入植の際、もとあった都市を破壊して一から計画しなおして築かれた都市。歴史地区とソチミルコは1987年、世界遺産に登録された。
  • ビシュケク - キルギスの首都で、旧ソ連が第二次世界大戦前に作った計画都市。ロシア人入植者を多く受け入れてきた街で、街路は格子状区画。緑豊かで美しい都市でもある。
  • セリヌンテ(シチリア)シチリアにおけるギリシャ人植民都市で平坦な土地に創設された。
  • ナイロビ - 1899年にイギリス植民地都市として全く一から建設が始められた。ウガンダ鉄道基地とイギリス東アフリカ保護領の首都化政策、人種別居住政策を実施される。
  • ヌアクショット - モーリタニアの首都で、フランス統治下時代の1957年から1万5千人規模の都市として計画された。
  • ダーバン(南アフリカ)
  • ヨハネスブルグ(南アフリカ) - 1886年の金銀発見から入植が次第になされ、計画都市化した。
  • キンバリー(南アフリカ) - 象牙貿易と1867年のダイヤモンドによって入植地化した計画都市。
  • ピーターマリッツバーグ(南アフリカ) - もとはケープ植民地に入植したオランダ系移民よって計画建設された都市。グリッドパターンで区画割のすべての区画に灌漑可能な構成とし、厳格に形成して計画され居住区分離がなされている。
  • コロンボ - オランダ東インド会社で開発した植民都市のひとつ。城塞のフォートと市街地ペタとで構成し6つの稜保をもっている
  • コーチン - オランダ東インド会社で開発した植民都市のひとつ。古くから商業と貿易で栄えた港湾都市と化した
  • ナガバトナム - オランダ東インド会社で開発したインド東岸の植民都市。オランダ式タウンハウスの平面構成は他類似都市異なっている
  • ゴア - ポルトガルのアジアにおける植民都市のひとつ。16世紀に繁栄したが衛生環境の悪化と防衛地勢が欠陥で侵攻され、旧都と化す
  • パナジ - ポルトガルのアジアにおける植民都市のひとつ。もとはパンジムといい、もとの州都ゴアと別に新しくつくった「ノヴァ・ゴア」。広範な低湿地を埋め立てによって土地造成し規則的な直交街路網を建設している
  • カルデナス(Clardenas)- スペイン系の中米植民都市で、直交グリッド街路体系をもつが当初から拡張を考慮して広場が3つある計画都市としてつくられている
  • サン・アントニオ・デ・ロス・バニョス(San Antonio de los Bafios)- スペイン系の中米植民都市で、中心軸上の2つの広場と異なる街区割りを幾つか採用する構成となっている
  • シエンフエゴス - スペイン系の中米植民都市で、世界遺産にも登録されている。規則的な方形街区を次々拡張させていって形成した
  • ヌエバ・パス(Nueva Paz) - スペイン系の中米植民都市で、インディアス法に則り、街区が完結的な形で形成されている都市のひとつ
  • レブカ - フィジー諸島における最初の近代的都市で1820年ごろにヨーロッパの植民者によって建設、交易拠点となる。世界遺産にも登録されている。
  • アデレード - ペナンのジョージタウンを手掛けたフランシス・ライト総督の息子ウィリアム・ライト大佐が、1836年から1837年にかけて、メルボルンにも携わる工兵ロバート・ホドルらと建設を手掛ける。しかし途中で辞任、後任には探検家でもあるキャプテン・チャールズ・スタートが就任している。その後の市街地拡張と郊外宅地はチャールズ・コンプトン・リードが担当して計画された。
  • シドニー - 1788年の囚人用入植地として計画建設され、1822年ジェームス・ミーハンが設計した計画図に基づく計画開発が進められた。メルボルンと対照的な成長著しい都市。シドニーはアメリカを連想させる大都市。
  • メルボルン - 1935 年の入植で、1938年にニューサウスウェールズ総督のリチャード・バーグに依頼をうけたホドル技監を中心とした測量部隊が作製したグリッドパターンのポートフィリップ地区が起源。整然として計画された都市はヨーロッパのそれを彷彿させる。郊外では人口密度が低く、片側4車線程度の道路が碁盤の目状に敷かれ、一戸建てで広大な庭を持った家々が並ぶ。
  • クライストチャーチニュージーランド) - エーボン川が流れるカンタベリー平野の中心に位置する計画都市でオークランドウェリントンに次ぐニュージーランド第3の人口をもつ。理想主義の建設をめざし、オックスフォード大学クライストチャーチ学寮の出身者たちにより集団入植が行われ築かれた。建設当初そのままに緑が多く整然とした姿がのこる。クライストチャーチ・シティ・センター(クライストチャーチ市中心部)は碁盤の目のように、縦横直線の道路を基準に計画設計されている。そのため、区画ごとの配置が明確であり、市内中心部はスクウェアと呼ばれることも多い。
  • ボールドウィン - ニュージーランド南部の都市ダニーデン郊外の住宅地都市。ニュージーランドの多くの都市同様、街路は地形を考慮に入れず格子状に引かれている。
  • セントルイス(アメリカ合衆国) - フランスによる最後期の入植地で、川に向かって開く広場を中心に、長方形街区の線状パターンが展開される。
  • セントクロイ(アメリカ合衆国) - フランス人ド・モンソがフランス王から貿易の権利を獲得し、測量技師サミュエル・シャンプレンら建設し入植した都市が起源。
  • ニューオリンズ(アメリカ合衆国) - フランス人入植地の中で現在も当時の骨格を保持している都市。広場を中心に強い軸をもつ街路で計画。過去の要塞は並木街路へ変貌。
  • セントオーガスチン(アメリカ合衆国)フロリダ州北東部に位置するアメリカでは最古の建設都市。当時築かれた建物や史跡も多い。もとは1565年にスペイン艦隊が離陸し築いたとされる。その後フランスのプロテスタント入植地と化した。
  • サヴァンナ(アメリカ合衆国) - アメリカ最初の計画都市としてジェームス・オグルソープによって建設された。
  • サンタフェ (ニューメキシコ州)#都市計画 - インディアス法のもとに規則的に建設された入植都市。
  • フィラデルフィア - 入植地の開拓で、ウィリアム・ペンの指揮の下、イギリス軍技師のトーマス・ホルムが案を作成して都市建設される。また1930年代後半以降のエドモンド・ベーコンらの取り組みによって、都市がしだいに形づくられていった。
  • ランカスター (ペンシルベニア州) - 1734年にジェイムズ・ハミルトンによって作られた計画都市で、1742年にボロとなった。
  • サンフランシスコ - 北米の諸都市は入植が主である。サンフランシスコはまず1839年にスイスの測量技師ジーン・ヴィオゲットが手掛けるグリットパターンの計画を立案、その後国際コンペを1893年に実施し、その後の1909年に包括的な計画で秩序化を図るべくシカゴを手掛けるダニエル・バーナムやエドワード・ベネットらの案が当選するが、これらはその後の地震によって案に終わり、のちにアルベルト・ヒルバーザイマーらによって改造案が発表されている。
  • ロサンゼルス - 1849年のエドワード・オードによって策定された計画は、スペイン時代のブエブロにグリッドパターンを付加。その後土地投機により鉄道沿線にそって土地開発が進んだ。
  • アマリロ (テキサス州) - 初期の市の通りはウィリアム・H・ブッシュによって区画されたが、アメリカ合衆国内の多くの都市同様、通りは碁盤の目のように整然と区画されている。
  • イングルウッド (カリフォルニア州) - ロサンゼルス郡南西部の都市。土地会社によって入植開発された都市が起源。
  • ウエストポート (ニュージーランド) - 街は碁盤目状で整然とした街並み。
  • オースティン (ミネソタ州) - ダウンタウンはメイン・ストリートを境に東西に街路をほぼ碁盤の目のように区画されている。
  • キングストン (ジャマイカ) - 測量士のジョン・ゴフが四つの通りによって成る格子状に基づき都市計画を立てた都市。1716年までに、ジャマイカ最大の町となり、商業の中心地となった。
  • ゲインズビル (フロリダ州) - 市内街路は四つの区画(北西、北東、南西、南東)に分けられた格子状になっている。
  • ダベンポート (アイオワ州) - 市内の通りは特に中心街と中央部で碁盤目状になっている計画都市だが、ミシシッピ川流域で恒久的防水壁や堤防が無い大都市でもある。
  • デイトン (オハイオ州) - 古い町であるが、ダウンタウンには幅の広い4車線の直線道路が碁盤の目のように整然と走るよう計画された。
  • トロント - 都市は格子状に設計されているが峡谷が阻んでおり、いくつかの通りは峡谷によって通りが分断され、またブロアー通りなどの大通りも陸橋で谷を跨ぐこととなった。これらの深い峡谷は集中豪雨の際、雨を排水する役割を果たしている。
  • ニューヘイブン (コネチカット州) - 1638年に都市計画がなされた全米最初の計画都市のひとつである。都市を創設する段階でニューヘイブンの街路は碁盤の目のように区切られる。
  • バロー (アラスカ州) - アメリカ合衆国最北端の都市。北側に新興住宅地のブロワーヴィルという街が、碁盤の目状の道路が東西2km、南北1kmほどにわたって規則的に広がる。
  • フォート・コリンズ (コロラド州) - 計画都市らしく、フォートコリンズのダウンタウンの道は街の東側を南北に走るI25から格子状に伸びている。
  • ホーボーケン (ニュージャージー州) - 新しい建物は格子状の道路を守るように造られているほか、町の建築物の性格と河面までの視界を保つように高さ制限が設けられている。
  • メリダ (ユカタン州) - メキシコにある都市で、ユカタン州の州都である。基本的に市内のブロックは縦の通りが偶数、横の通りが奇数になっており比較的わかりやすい碁盤の目のような造りにしてある。
  • ローガン (ユタ州) - 市内には東西南北に碁盤目状に道路が設計されている主要都市。
  • ローリー (ノースカロライナ州) - 創設当初から州都として建設された都市の一つ。最初の市境はダウンタウンの東・西・南・北を走る通りで形成され、市内の通りは碁盤の目のように区画されている。
  • ラプラタ (アルゼンチン) - 1882年にサンチャゴ・エバンズの理想都市「ヴァサリ」を手本として立案。
  • ブエノスアイレス - 1850年代以降フランスのパリを忠実にモデルにして改造されたアルゼンチンの首都。ラプラタ同様ラプラタ川に面し広がる平原を移民たちが一から築き上げたコロニアルタウンで、碁盤目状に区画し構築した姿の街は中心にある五月広場と西の国会議事堂広場をモンセラート地区のメインストリートが二つの広場を結び、バロック式に広場から区画を斜めに横切る2本の道路が放射状に設けられている。
  • クリチバ - 1668年に創建されたポルトガル植民都市は、アルフレッド・アガッシュの計画をはるかにしのぐ勢いで発展してしまい、1966年から新規の都市計画を進め画期的成果をあげる。
  • サンビセンチ(ブラジル)
  • サンタクルス(ブラジル)
  • ポルトセグーロ(ブラジル) - 500年前のポルトガル人が初めてブラジルに上陸した地で数十年前までは小さな漁村だったが、現在は南米でも有数の観光地として発展を遂げた。
  • カナネイア(ブラジル) - ポルトセグーロ同様500年程の歴史があるブラジルでも古い都市のひとつで小さな漁師町。季節限定の観光都市でもある。
  • イガラスウ(ブラジル)
  • イレーウス(ブラジル)
  • オリンダ(ブラジル) - レシフェに港がある。
  • エスピリットサント(ブラジル)
  • サルバドール(ブラジル)
  • ビットーリア(ブラジル)
  • サンパウロ
  • サントス(ブラジル) - サンパウロから約70キロ、標高差が約700メートルくらいある古い港町。移民が最初にブラジルで暮らし始めた場所として知られる。
  • イタニャエン(ブラジル) - サン・ビセンテなどと並ぶブラジルでも古い町のひとつ。サンパウロから約100キロ程サントス南西に位置し、海水浴場としても知られている観光地。1532年にマルチン・アフォンソ・デ・ソウザによって創建。
  • サン・ルイス・ド・パライチンガ(ブラジル) - 1769年創建。名前はインディオのツピー・グァラニー語で「澄んだ水」を意味する。サンパウロから200キロのところ、パライチンガ川沿い、周囲は牧草地帯でセーハ・ド・マル頂上にある。
  • フィリッペイア(ブラジル)
  • サンクリストヴァン(ブラジル)
  • ナタール(ブラジル) - リオ・グランデ・ド・ノルテ州の州都。ポルトガル語でクリスマスを意味する。かの地で先住民と交易するフランス人に対抗するために1957年にマヌエル・デ・マスカレーニャス・オーメンを派遣しレイス・マーゴスの要塞建設が都市の起源で1922年に区割り実施し1940年代に人口増加した。
  • パルマス(ブラジル) - トカンチンス州の州都にあたる計画都市。中世の入植地が起源 同市はブラジリアを参考に設計された計画都市として有名で、整然と幾何学的に区画された街路を持つ。
  • リロングウェ - マラウイの首都。スペイン植民地時代に計画都市として建設された。
  • イザベラドミニカ) - コロンブスが建設した新大陸最初の計画都市とされる。現アンテイアゴ市に位置したが16世紀に要塞都市プエルトプラタができてからは都市としては衰退する。
  • サンフアン (プエルトリコ) - 歴史地区は1983年、世界遺産に登録された。
  • ケベックカナダ) - ケベック歴史地区(ケベック旧市街の歴史地区)は1985年、世界遺産に登録された。
  • ルーネンバーグカナダ) - ルーネンバーグ旧市街は1995年、世界遺産。1753年にドイツやスイスなどからの移民用に建設されたカナダ東部ノバスコシア州にある港町。旧市街は古都ルーネンバーグともいわれる。旧イギリス領植民地であるがおもにフランス人が開拓した街で、碁盤目状に走る石畳と統一された東西南北に伸びる通りが特徴的。
  • オールド・ハバナキューバ) - ハバナ旧市街とその要塞群として1982年、世界遺産に登録された。ハバナはスペイン系の中米植民都市で、中米植民都市では珍しく市壁をもっている
  • サンティアーゴ・デ・クーバキューバ) - サン・ペドロ・デ・ラ・ロカ城が1997年、世界遺産に登録された。
  • シエンフエーゴスキューバ) - シエンフエーゴスの都市歴史地区が2005年、世界遺産に登録された。
  • カマグエイキューバ) - カマグエイ歴史地区が2008年、世界遺産に登録された。
  • アンティグア (グアテマラ) - 1979年、世界遺産登録された古都。
  • サントドミンゴの植民都市ドミニカ) - 1990年、世界遺産に登録された。
  • パナマ市(パナマ) - パナマ・ビエホとパナマ歴史地区は1997年と2003年に合同・拡大登録された世界遺産に登録された。
  • プエブラメキシコ) - 1531年に造られた計画都市で、その歴史地区が1987年、世界遺産に登録された。
  • 広東 - 租界地開発から近代計画された都市で、外国留学から戻ってきた中国の若手技師らによって整備された。
  • 青島 - 1898年にドイツが租借し都市計画が実行される。ドイツ租借地として発展。山東半島の南の付根に位置する膠州湾岸にあり、ドイツ地勢学者リヒトホーフェンに見出されるまでは小さな漁村だったがドイツ式の計画都市で要塞化されてからは人口約6万人規模まで膨張。都市の中心を観象山麓に定めている。
  • ダルニー(大連市、旧満州国)) - 旧ロシアの租借から、日露戦争を経て日本が1905年大連軍政署都市建設部門を発足させ、倉塚良夫と前田松韻を技師として雇用し、管理する土地を民間に貸与するための土地測量と地割を担当した。その他農務技師の吉田悌彦、軍の技師である池田賢太郎が加わり、関東州全体の行政機関民政署、のち都督府が、満鉄の組織と並んで都市計画をすすめた。
  • 豊原(現・ユジノサハリンスク、旧樺太) - 1907年から日本領となって格子状街区整備を行ったほか、区画内を東西に広幅員道路で分割。これにより市街地は札幌市と同様、駅を中心とした「碁盤の目」状の都市に。1943年に樺太が内地に編入されたことから、豊原市を日本最北の中核規模都市であったとみる意見もある。
  • 三本木原青森県十和田市市街地) - 市街地は道路で格子状に区画されていて、新渡戸傳とその子十次郎が、安政年間に都市計画したものとされている。
  • 札幌市 - 明治初年に碁盤目状の計画都市として本格的に開発された。石狩平野の南西部、石狩川の支流豊平川の扇状地を中心に広がる都市であり市街地は走る道路は札幌市内の通りを参照。大都市でありながら都市高速道路は設置していない。
  • 新札幌副都心厚別
  • 発寒(札幌市西区) - 中心街と同様に南北の碁盤の目状に計画建設されたが、後に幹線道路や鉄道に沿う形で発展させ、現在のような複雑な道路状況となっている。
  • 琴似 - 北海道の都市に多い碁盤目状都市区画だが、屯田兵村だったころの区画や鉄道線がその方向に走っているため、札幌市中心部とは違い、琴似地区は東西南北に対して45度程度の傾きのある区画になっている。
  • 旭川 - 市内は道路網を碁盤目状に整備されている。このため、旭川市商業の長期ビジョンとして「都市再開発のための買物公園造成による魅力ある街づくり」を図るよう勧告されてできた平和通買物公園は、通を車が締め出されても周辺道路で十分収容可能となった。
  • 南幌町 - 幌向原野が広がっていた土地を開拓者が碁盤の目状に農地整理した田園地帯がベース。川に囲まれた平地。
  • 帯広市 - 開拓当時計画され幻となった十勝川河口都市から、典型の植民区画の都市計画形態で市街地の基礎となる壮大な碁盤目状の街区整備が行われ開発が本格化。900間四方の大画と中画、またこれらを六分割して小区画を入植者に1戸分として貸付し、また当初から、斜めの道路と格子状の道路を計画設置し、交わる箇所に主要施設を計画。
  • 中標津町 - 根室支庁中部の商業都市。格子状防風林を形成している。
  • メイコン (ジョージア州) - ホーキンスの砦から、多くの開拓者が地域内に入植して都市開発され同地はニュータウンと改名、1823年にメイコンとなる。
  • エルマイラ - シェマング川とニュータウン・クリークが交差する地域に形成した入植地をベースに、近隣の入植地と合併し街を整備して市街形成して都市化させた。
  • ニュージャージー植民地 - ウッドブリッジ、 ピスカタウェイ、シュルーズベリー、ミドルタウン、ニューアークなど。
  • コネチカット植民地 - マサチューセッツ湾のアーリントンやサンドイッチ、サリスベリー、サドベリーなど。
  • ケンブリッジ (マサチューセッツ州) - もとはボストン近郊マサチューセッツ湾岸につくられたニュータウンと呼ばれた都市が起源。
  • ジェームズタウン - バージニア都市開発会社が17世紀イギリス人用に設立した開拓地が起源。

旧都市の代替都市 編集

  • ルーヴァン=ラ=ヌーヴ(ベルギー) - ベルギーの法律によって創設されることとなった新都。ルーヴァンを基礎に、R・ロメールが指揮した文化財修復都市でもある。
  • ソールズベリー(イギリス) - 1220年の大聖堂建設時に同地が選ばれたとされる典型的グリッドの中世計画都市。
  • ヌフ・ブリザック(フランス)1697年にドイツ・ブリザックの代わりとしてルイ14世が国土防衛を目的に作らせた要塞都市。ヴォーバン作品のひとつ。世界遺産登録。
  • チャンディーガル もとの州都がパキスタンに帰属したために新たに計画された近代都市。
  • ナビムンバイ - 双子都市として開発された世界的大規模計画都市のひとつ。その総面積は344平方キロメートルにおよぶ。
  • ウダイプール(インド) - チットールガルを治めていたウダイ・シン2世がムガール帝国侵攻にあい、代替都市として建設した。大きな人造湖による街の景観から通称「ロマンチック・シティ」と呼ばれる。
  • バンガロール新市街 - もとは1799年の第4次イギリス・マイソール戦争で一旦イギリス東インド会社が支配権を獲得した城壁都市バンガロールの横に、司法権を得たカントンメントとして建設した新都市が起源 この都市は二つの地区に分かれ、二本の大通りが交差する計画都市。
  • フフホト市 - 現在では中国で最初の民族自治区内モンゴル自治区に属する近代都市であるが、もとは満城駐屯地とは別に、トメト部の支配地域に流入した漢人の定住民を居住させる町として建設された中国式の城郭都市バイシンが起源。
  • サンタテクラ市 - もとは地震の多いエルサルバドルの首都サン・サルバドルに代わる新しい首都として計画された都市。実際には遷都はなされていない。
  • ジュネーブ - ローマ川を隔てて、旧市街と新市街に区分されている。
  • ノインキルヒ、14世紀に作られた幾何学的な計画都市。1330年に近くの丘の上にあった街が火事となり、現在の場所に移ったときに形成されたとされ、四本の通りをはさみ、中央にゲマインデハウスと・教会を置き、市場通りを中軸に計画的に作られている。
  • リスボン リスボン#新市街はテージョ川沿いの旧市街とその北の高台に広がる新都市。
  • ボン - 北東が旧、南西に新市街、さらぶ南8キロ先に、近代的街並みをもつバートゴステベルグ地区がある。

港湾都市 編集

  • ピレウス - アテネの外港都市としてファレロン港にかわる海軍基地として設置。ペリクレス期にヒッポダモスによってグリッド街区になる。
  • アマルフィ - ピサなどの港都市として形成された。
  • フリータウン - イギリスの解放奴隷が建設した近代的な都市。大西洋に面する港湾都市。
  • ティラナ - オスマン帝国時代の17世紀ごろつくられた。1920年に遷都をうける。
  • サン=ルイ(セネガル)
  • ダカール - セネガルの都市は港湾都市として計画され発展した。
  • シンガポール - 防衛機能のない東南アジアの港町として建設される。1822年にジャクソン中尉の立案したプランを、セイロンやマラッカ、ジャワ・オランダ植民地の総督などを歴任したトーマス・ラッフルズが採用。1826年からジョージコールマンが移住し、道路拡張のほか公共建築を設計したあと、フランシス・グリーンウェイが都市計画を立案。河口と川沿いを中心に居住区住み分けを実行させる。1828年に都市計画条例を制定。市街化に対しより恒久的総合計画を実行。
  • バルパライソチリ) - 海港都市の歴史的街並みが2003年、世界遺産に登録された。
  • コロ(ベネズエラ) - コロとその港として1993年、世界遺産に登録された。
  • モン・サン=ミシェルフランス) - その湾とともに1979年、世界遺産に登録された。
  • ボルドーフランス) - 月の港ボルドーとして(2007年、世界遺産に登録された。
  • グリニッジ(イギリス) - マリタイム・グリニッジとして1997年、世界遺産に登録された。
  • リヴァプール(イギリス) - 海商都市リヴァプールとして2004年、世界遺産に登録された。
  • ヴォロス - ギリシャで最も美しい街の一つで、都市構造は、広場と街道によって格子状をなし、新古典主義建築の建造物や、古い工場と、多くの緑地、そして海岸と埠頭がある。
  • ウンター・デン・リンデン - 南側にフリードリヒ・シュタットが建設されて以降、沿道は格子状の整然とした市街を形成するようになった。
  • ルレオスウェーデン) - 中世の時代からの重要な港町で、17世紀から教会を中心にガムラスタン(旧市街)を形成。1649年から現在地の新市街を形成。近郊のガンメルスタードの教会街が1996年、世界遺産として登録される。
  • カールスクルーナスウェーデン) - 軍港として1998年、世界遺産として登録される。
  • ペトロパブロフスク・カムチャツキー(ロシア)
  • カルタヘナ (コロンビア) - 港、要塞と建造物群が1984年、世界遺産に登録された。
  • ヒューストン(アメリカ合衆国) - ハリケーンから守られた港湾都市を建設。1836年にアレン兄弟による道路網計画から、1837年に都市建設を開始。1891年以降の交通による都市拡大と地権者らの独自のグリッド住宅地開発で形成された都市。
  • シアトル(アメリカ合衆国) - もとは小さな漁村であるが1892年ごろから丘陵地を切り崩して街区開発化され、くずした土でさらに埋め立て開発した。
  • バドレシュワル - インド洋に面する中世港湾都市。
  • 天津 - 1860年の北京条約により開港した港湾都市で、後に県域の千倍の広さをもつ新説区域をつくり出し、旧地と租界、新開地の三つの地区に構成。
  • 釜山(韓国)
  • 江陰浜江 - 宋の時代にすでに、港と町が距離的に近いためすべての船と車両の集合地であるという美称があった江陰港を有する都市で、長江下流に位置し交通の要所のほか歴史上では軍港として有数の商業港として繁栄。広大な平坦地から形成され現在でも新都市・江陰市として重要な交通要衝と快適な住宅環境に改造。

軍事要塞が起源のもの 編集

  • パナマのカリブ海側の要塞群 - ポルトベロとサン・ロレンソは1980年、世界遺産に登録された。
  • スオメンリンナフィンランド) - スオメンリンナの要塞群が1991年、世界遺産に登録された。
  • テンスバル城塞(トンスベルグ、ノルウェー)
  • ベッリンツォーナ(スイス) - ベッリンツォーナ旧市街の三つの城と防壁・城壁群が2000年、世界遺産に登録された。
  • ルイブール要塞#ルイブール - 要塞都市(カナダ)
  • エレバン - アルメニアの首都で、紀元前8世紀ごろにウラルトゥ・エレブニ要塞が築かれていた。近代的な都市計画は1854年以降である。
  • サマイパタの砦ボリビア) - 1998年、世界遺産に登録された。
  • シタデル・ラフェリエールハイチ) - シタデル、サン=スーシ城、ラミエール国立歴史公園で1982年、世界遺産に登録された。
  • カンペチェメキシコ) - 歴史的要塞都市として1999年、世界遺産に登録された。
  • ダラム(イギリス) - 要塞都市で、ウィリアム1世の造営が起源。街内に1986年、世界遺産のダラム城ダラム大聖堂があるが市街にはダラム大学の施設やカレッジが点在する大学都市でもある。
  • クリスチャンサン - 中心部の道路をは碁盤の目状である。商業都市として、戦略上の要地であることと、地域の経済基地としての強化、また人口を増やすことによる地域の防御という目的で計画された都市。
  • ペグニッツ 防衛施設内に城を建造し、その後、計画都市ペグニッツを新設*オストゥーニ - 防衛的構造を内包した都市を形成して発展。
  • フロレンティア(現・フィレンツェ) - カエサル建設の軍営地から市域拡大で形成された都市。1870年の第二城壁は環状道路に。フィレンツェ歴史地区として1982年、世界遺産に登録された。
  • カールスクルーナ(ヤールスクロナ:スウェーデン) - 1680年にスウェーデン王カール11世よって計画建設された都市。現在はスウェーデン海軍の軍事基地が置かれている。
  • ビルカ(スウェーデン) - ビェルケ島にあるヴァイキング時代の都市遺跡。
  • カーヒラ(現カイロ)イスラムの軍営都市フスタートから、ファーティマ朝がフスタート北郊外にカリフの宮殿とモスクを四方形城壁をもつ新都として勝利の町、ミスル・アル=カーヒラを創設。その後シタデルという城壁と市街拡大しフスタートとカイロを合併。19世紀後半にはパリにならい旧市街の西側に新市街を開設。ブーラークは14世紀に新港として開発された。アズベキーアは14世紀の運河建設により15世紀初頭にアミールアズベクが邸宅を中心とした複合施設を建設したもの。カイロ歴史地区は1979年、世界遺産に登録された。
  • イーストロンドン(南アフリカ) - 軍事目的で計画された港湾都市。
  • ポートエリザベス(南アフリカ) - 1799年のフレデリック要塞が起源。1815年の都市建設から鉄道で各都市と結ばれた。
  • カザン(ロシア) - ヴォルガブルガル族の城塞からタタール人の国タタールスタンの首都をへてロシア人によってロシア風に計画改造された。カザン・クレムリンはカザンにあるクレムリ(城塞)で11世紀初頭に建設されたとされる都市。カザン・クレムリンの歴史的・建築的遺産群で2000年、世界遺産に登録された。
  • セールギエスバザード(ロシア) - 14世紀に修道院群が形成され、16世紀からはモスクワを守るために要塞都市化された。
  • セヴァストポリ(ウクライナ) - 帝政ロシア時代以来の軍港都市・商港都市。その他リゾート地・観光地としても有名。ソ連時代に英雄都市の称号を与えられている。
  • シュリッセリブルク(ロシア)
  • トムスクロシア) - シベリアで最古の都市ひとつ。1604年オビ川の支流トミ川そばに設けた要塞が起源。軍営要塞都市は1773年に都市計画制定し規則化。1804年から県の都市計画家に手掛けられ、1830年にゲステの扇型都市へと変貌する。冷戦時期も軍事機密都市とされた。
  • ドゥプロヴニク - 城塞都市として建設された。
  • バハラ(オマーン) - 1987年、世界遺産に登録された。
  • スコータイ(タイ) - 土塁が3重に設けられ、さらに水郷も築かれている要塞計画都市。
  • アチェ(インドネシア) - オランダ人が市街地を計画した都市で、もとは川の合流地点に築かれた軍営地。川の境を利用して居住区を分離した。
  • バンダ(インドネシア) - アチェに似た軍営の地。
  • アユタヤ(タイ) - 水運運河を形成した都市として築かれているが、また市壁12キロ、砦が17、市門が100基近くある要塞の都市でもある。
  • バンコク - アユタヤ時代に建設された要塞のある小都市で、1557年に城砦都市化し、その後旧アユタヤの再現を試みる都市形成がなされ、19世紀以降はヨーロッパの近代技術が多く導入された。
  • ロッブリー(タイ) - 要塞化にフランス技術陣が協力してできた都市。
  • ベニ・ハンマードの城塞アルジェリア) - 1980年、世界遺産に登録された。
  • キング・ハリド軍事都市#都市の建設(サウジアラビア)
  • ニューアムステルダム(要塞都市・現ニューヨーク/ニューヨーク市の歴史) - オランダ人建設した都市の代表、ニューアムステルダムは軍事要塞として建設される。1664年にE.カステロがグリッドパターンで設計したその後、イギリスニューヨークとして頂くと、まずはイニゴー・ジョーンズ技師のクリン・フレデリックが改良案を立案した。続いて、市の技師であったフランシス・スエーシャルクが実施案を、さらに1785年と1796年の2回にかけて案を引き継いだカシミール・ゴエルクが修正案を計画し、シメオン・ドゥウィットやカベルノール・モリス、ジョン・ルサフォードらが、1811年に整備報告書をまとめるにいたるが、ニューヨークの街自体は次第に投機家によって分割されていく。1925年、アメリカ合衆国建築家協会AIA・住宅地計画研究会でヘンリー・ライトがニューヨークのコンパクト化を提案、ニューヨークなどで小規模計画都市を提唱していくルイス・マンフォードなどに影響を与える。マンハッタンは1800年にジョセフ・マンギンが立案したが採用されず、続いてホイッデンが設計。

再建がベースのもの 編集

  • ミレトス - BC5世紀後半に市域拡張と直交道路建設で再構築し、手掛けたピッポダモスの格子プランと都市理論は後にピッポダモス式と呼ばれた。
  • デルフト(オランダ) - 11世紀に建設された運河都市で、現在まである都市構造は1536年の大火で再建したもの。
  • ロッテルダム - 街と港は大戦でほとんど破壊され荒廃したが、戦後近代的な計画都市として復興を果たす。
  • ドランメン - 首都から40キロ離れ、都市の中心は谷の終わりに位置、市の大半は1866年に起きた大火で廃墟と化し、再興された
  • ル・アーヴル(フランス) - オーギュスト・ペレによって再建された都市ル・アーヴルとして2005年、世界遺産。戦後近代的な計画都市として復興を果たす。オーギュスト・ペレによる優れた計画都市として世界遺産となっている。
  • 戦災復興都市計画(日本)
  • コストロマーロシア) - 骨格は1773年の火災による復興計画でできあがったが、扇型の都市形態はエカリーナ2世のアイデアという説が有力。
  • リューベック
  • ワルシャワポーランド) - 第二次世界大戦中のドイツ侵攻後に計画されたパブスト計画は実行にいたらなかったが、現在残る旧市街ワルシャワ歴史地区は戦後再建されたもので、スジモン・シルクスらと市議会の都市計画委員会が地下組織としてひそかに計画案を策定。再建に当たっては地下に高速道を設置してから実行され、首都復興局では新市街のノバ・ミャストなどとともに再建計画策定に数千人が関与。1980年、世界遺産。その後歴史的旧市街を取り囲む形で大量生産の社会主義型住宅団地地帯が広がる。
  • トロンハイム - ノルウェー中部に位置するノルウェー第3の都市。数々の大火を経て、延焼を防ぐ目的で現在の道幅の広い碁盤の目状の街並みが作られた。
  • 震災復興計画都市
  • ボルチモア - 1904年の大火で市街地が再編成されて整然とした街並みがつくられる。現在でも、市街地地区改造と再開発中で、同市街地のチャールズセンターは、スラムクリアランスを実施したもの。
  • ナポリ歴史地区 - 起源は紀元前470年頃にギリシアの植民都市として建設され、当時の町の名前は新しい都市という意味でネアポリス (Neapolis)と呼ばれ、碁盤の目のように整然とした都市計画のもとに整備されていた。
  • 芦原温泉 - 1956年の大火から、新たな都市計画の元に碁盤目上に区画された温泉街が作られた。
  • イープル - 戦争で町は完全に破壊されたが世界大戦前の中世の町として再び再建を開始し二十年を要した復興都市。
  • カターニャ - 1669年と1693年の間に、都市の溶岩が噴出初めてで、大きな被害を受けたと恐ろしい地震の後に。現在の居住センター1693年の後、新都市プロジェクトは、中尉と公爵ジュゼッペランツァカマスの設計
  • ロヴァニエミ
  • カトマンズ(ネパール) - 交易の路の軸によって形成された。南北に地区区分してある他、1934年の地震後の復興の際の計画で街路が新たに設けられた。
  • ナプレス再興(イタリア) - 1852年から1872年にかけて。エンリコ・アルヴィーノによる。
  • デトロイト - 起源は1701年にフランス人実業家キャデラックが築いた砦と毛皮市場で、1796年にアメリカ領。1805年の大火災害後の復興にあたり、オーギュスト・ジャッジ・ウッドワードの三角形プランが元となる多種類の広幅員道路のほか、水運を考慮した街区設計がなされる。
  • タシケントウズベキスタン) - 中央アジアでは1番の大都市。2000年前の記録にも記されているという古い都市で、ソ連時代にはモスクワやレニングラード、キエフに継ぐ規模をもち、現代でも中央アジアの首都とも呼ばれている近代的都市だが、現在の姿は1966年の大地震後の復興で典型的なソビエト連邦の計画都市に生まれ変わる。
  • コリント(ギリシャ) - 西暦前146年にはローマにより征服され火を放たれ破壊されたがユリウス・カエサルにより再建され、前27年にはアウグストゥスにアカイア州の州都とされた計画都市で、ギリシャ本土とペロポネソス半島を結ぶ要所にある。
  • リスボン(ポルトガル) もとは七つの丘の都市と呼ばれる丘陵計画都市で、1755年の震災後の再建計画と1758年のマニュエル・ダ・マイヤとエウジェニオ・ドス・サントスの計画から、街区はブロックプランに変わる。町の碁盤目状区画により、新興ブルジョアジーが町の中心部に進出。
  • キエフウクライナ) - 聖ソフィア大聖堂と関連する修道院建築物群、キエフ・ペチェールシク大修道院まで、1990年、世界遺産。5世紀にキイミ兄弟が築いたとされるが1240年のモンゴル襲来で壊滅。18世紀イワン・ウシュコフの大戦時事に街区が破壊。現在の姿は戦後独立後の整備で計画的に築き上げられたもの。
  • ベルモパン - 中米国ベリーズの首都として計画された。旧首都はベリーズシティだったが台風による被害で計画され移転。
  • スコピエ - 地震で壊滅的な被害を受けるたびに復興してきた都市。1963年災害で中心市街は壊滅したが、1966年から1972年にかけて、丹下健三の都市計画による再建事業が行われている。
  • ウィーナー・ノイシュタット - 第二次世界大戦の爆撃で破壊された街を復興。実際の都市名は標準ドイツ語で「ヴィーナー・ノイシュタット」に近い。第二次世界大戦ではオーストリア最大の爆撃を受けるが1946年から1955年の連合国占領開放までに都市復興事業で新都市化する。
  • シュトラールズント - 13世紀リューベックと対立、焼き討ちに見舞われて再建された都市。その際大規模城壁が築かれ、さらにその後新市街ノイシュタットまで建設された。

閉鎖都市 編集

産業用都市 編集

  • ニジニ・タギル - 鉱山都市から軍事工業都市へと発展。都市整備したデミードフ家ゆかりの文化遺産も多い。
  • ピーターバラ - もともとは古くからの都市だが近代に入って産業都市として拡大、戦後、1967年にニュータウンに指定されると、再び人口が飛躍的に増大する。
  • ダーウェント峡谷の工場群 イギリス・産業革命初期の代表的な繊維工場群都市。
  • ヴォルゴグラード - もとのスターリングラードで、N.A.ミリューチン設計で工場都市が1928年から1933年にかけてつくられた
  • ハリキフ - ウクライナ東部の工業都市で、一時期首都に。1967年にはニュータウンに指定され整備開発をうけ、都市人口が増大。
  • プーシキン - 旧名はツァールスコエ・セローで、サンクトペテルブルクの南に位置する。平面幾何学式庭園をもつ夏の宮殿エカリーナを中心に、街区が形成されている。
  • パーブロフスク - 同名の宮殿と、円のホールを中心にバロック都市状に伸びる街路を形成する都市。
  • ペテルゴフ(ペトロヴォレッツ) - ピョードル1世夏避暑地で街は宮殿ボリジョイから伸びる運河と噴水施設を中心に建設されている。
  • ロモノーソフ(オラニエンバウム) - 幾つかの宮殿群で形成された都市で、18世紀から街中に橙を植樹している。
  • ペドロザヴォーツクロシア) - 1777年にエカリーナ2世の勅令で都市昇格しA・ヤルツォーフによって街区形成された計画都市。1800年代からは鉱業都市、工場をもつ工業都市から発展し、その後は鉱山都市を経て、46もの工場を立地。19世紀初頭からA・ヤルツォークによる都市計画案で近代都市として形成されたが第二次大戦のドイツ占領にあい、戦後復興を果たす。
  • セ−ルギエフ・パサード - 城塞と修道院群で街が形成されている。修道院群は世界遺産。
  • ロストーフ・ヴェリーギー - クレムリンと駅までやや扇型に伸びる街区が特徴。
  • ヤロスラーヴリ - 11世紀の創設地で、前線要塞が起源。ヴォルガ川流域の都市で、ソ連時代にコンビナート化した近代都市のなかに一部公国時代の歴史的建造物が多く点在。
  • コロンビア (サウスカロライナ州) - アメリカ合衆国サウスカロライナ州のミッドランズと呼ばれる州中央部一帯の最大都市/商工業都市で1786年から同州の州都。合衆国史上初の計画都市のひとつ。
  • エリー (ペンシルベニア州) - エリー湖岸に位置する主要工業都市。中心街にあるペリー広場を取り囲む格子状に町が配置されている。中心街の建物はどれも20階以下とされている。
  • 泉大津市 - 港湾かつ工業都市として市内は格子状に道路網が整備されている。
  • ひたちなか地区
  • メキシコ湾岸油田 - アメリカ合衆国の沿岸から沖合にかけて、碁盤の目状にびっしりと数千もの鉱区が設定され、無数の油田操業が行われている。
  • 炭鉱#炭鉱と都市
  • グリニー 1930年代、採掘会社が抗夫のために最初の住宅団地建設から
  • ピッツバーグ 産業都市から発展、地域コミュニティや不動産開発業者らが協働で開発
  • サラトフ - 18世紀にヴォルガの主要な河港として開発された交通や物流の中心都市。ギター・アンプ用真空管の生産で著名だが1992年まで、特に外国人の立ち入りの制限された都市であった。
  • ボアビスタ(ブラジル) - ダイヤモンド採掘のために近年作られた計画都市。デザインされた街道が縫い広い街区に建物が点在するブラジル北部ロライマ州の州都。
  • オウロ・プレットブラジル) - ミナス州に属し、古都として1980年、ブラジル国内初の世界遺産登録うけた。黒い金の異名のある鉱山計画都市。
  • フォードランディア - ヘンリー・フォードが1920年代に手掛けた大規模人工都市で、自動車用タイヤ製造を目的にアマゾン川支流タパチョス川沿に進出しゴムの農園と製造コンビナートのほか従業員用住宅を備えていた。
  • スウェルチリ) - 鉱山都市として2006年、世界遺産に登録された。
  • イーストリッグス - スコットランドとイングランドの境にある都市で、第一次世界大戦時期に軍需省が近隣に国営軍需工場を開設し、動員4500人規模の新都市を建設。
  • グレトナ・タウンシップ - イーストリッグス同様の軍需都市で動員7500人規模の新都市をレイモンド・アンウィンが設計。近くにはグレトナ・グリーンがある。
  • ポート・サンライト(イギリス) - 当時イギリス第二の工業都市リバプールから南へ5キロほど、1887年に石鹸工場主のウィリアム・レバーが開発した社員のための計画都市。日照港を意味し、イギリスのウイッラルという半島にある。
  • ソルテア(イギリス) - 1851年に毛織物で財を成した実業家のタイタス・ソルトにより築かれた工場労働者用都市で、2001年、世界遺産に登録された。
  • クレスピ・ダッダイタリア) - 19世紀アッダ川とブレンブロ川が合流する三角地帯にクリストフォロ・ベニーニョ・クレスピが労働者のための理想郷として建設した産業都市で1995年、世界遺産に。
  • ニュー・ラナーク(イギリス) - ロバート・オウエンの労働者生活改善という思想により実現したスコットランドの紡績工場都市。2001年、世界遺産。レオナルド・ベネーヴォロは経営面からも検討された近代都市計画の最初のものと評している。
  • ニューハーモニー - 初期のロバート・オーエンによる理想都市・工場都市で200年前に自給自足コミューンが実験的に試みられたり、地域全体で知的環境を作り上げようとの取組みを行ない、教育と自然科学のメッカといわれるようになるなど、歴史的に興味深い土地である。オーウェンとウィリアム・マクルアが「ユートピア」建設を夢に描いて建設
  • プルマン (企業)#企業城下町
  • 黒沢村   
  • ボーンヴィル - バーミンガム南西の街でキャドバリー家が1879年に建設を開始。キャドベリーの工場で働く者以外でも居住でき、美しさにも意が払われている
  • クライン・リュスラン - オランダ国境に近い、運河と鉄道に挟まれた細長い工業地帯に位置する。運河沿いの工業地域に勤める労働者を対象に1921年より建設が始まった。しかし協同組合の運営委員会は、自治体や州、国の議員や工場経営者で構成されていたため、ブリュッセルのガーデンサバーブのように住民が直接運営に参加することは出来なかった。
  • ローウェル - 現在は国立歴史公園(Lowell National Historical Park)としてかつての綿紡績工業の遺産を活用した都市づくりを実践
  • ヴォルフスブルク(ドイツ) - ニーダーザクセン州にある都市でドイツの自動車メーカーのフォルクスワーゲンの本社が置かれた企業城下町。
  • スターリン・シュタット(旧東ドイツ) - のちにアイゼンヒュッテンシュタットに改称。旧西ドイツとの経済競争で劣勢を強いられ、わずか3年後を目標に挽回を狙い国家を挙げて建設された重工業モデル都市。労働者の理想郷として、プロパガンダにも大いに利用された。
  • ラ・ショー=ド=フォンスイス) - スイスの北西部フランス国境のすぐ近くのヌーシャテル州ジュラ山脈の麓ジュウ渓谷ショー・ド・フォンにある時計製造の工業都市。近代都市計画の巨匠ル・コルビュジエの出身地であり、初期の住宅作品なども現存している。ル・ロックルとともに中心市街は「ラ・ショー=ド=フォンとル・ロックル、時計製造業の都市計画」の名で世界遺産リストに登録されている。
  • ル・ロックルスイス) - 時計製造業の都市計画として、2009年、世界遺産登録。19世紀に時計づくりのために建設された工業都市で、スイス時計産業の中心として知られるラ・ショー=ド=フォンとは対をなす工場都市群をなす。
  • ズリーン(チェコ) - 1949年から1990年まではゴットヴァルドフ といった。製靴会社バタを中心に発展した現代的計画都市。
  • ファールンスウェーデン) - 鉱業都市として形成され、ファールンにある大銅山の鉱業地域は2001年、世界遺産に登録された。
  • マルムバージェット - キルナと並ぶスウェーデン有数の大規模鉱床隣接する企業城下町の計画都市。
  • キルナ(スウェーデン): 世界有数の鉄鉱床を持つ鉱山に隣接した計画都市。州政府は鉄道建設など巨額投資を行いペル・ハルマンなど国内の専門家を動員し景観にも配慮した都市を造る。
  • ゴスラードイツ) - ランメルスベルク鉱山およびゴスラーの歴史都市として1992年、世界遺産に登録された。
  • アル=ケ=スナンアルク=エ=スナン)(フランス) - 世界遺産では1982年サラン=レ=バンの大製塩所からアル=ケ=スナンの王立製塩所へ2009年拡大。
  • ゴイアニア - 農産物の集積地として建設された計画都市。
  • グアナフアトメキシコ) - 古都とその銀鉱群が1988年、世界遺産に登録された。
  • スクレボリビア) - 世界遺産に登録されている鉱山都市で、憲法上の首都でもある。なだらかな地形に合わせてグリットプランが施されている。
  • アラド(イスラエル) - 1960年代に、地域からの石油採掘をきっかけに作られた計画都市。ネゲヴ沙漠北縁部の東域に位置している。
  • ハルディア(インド) - 1962年にベンガル湾に面するデルタ地帯に新港湾工業都市計画を策定した。基本計画は1970年。
  • ジャムシェドプル(インド) - タータの鉄鋼会社によって開発され、当初はピッツバーグのエンジニアがグリットリィに計画していたが、1919年に拡張案を手掛けられ、その後この案に対しストライキが起こり、パトリック・ゲデスが仲介、最終的にバリー・パーカー考案の六角形配置が採用されている。
  • 相川新潟県佐渡市) - 近世期に金山に従事する10万人と総人口20万人を支えるために計画的に形成された巨大産業都市。専門職人も多く居住し、その名残が町名に残されている。
  • 撫順 - 炭都と呼ばれる産業都市。産業都市として計画された都市の代表例で、道路も整然と配置。
  • 第9学会 - 中国最高機密の研究都市。
  • カラマイ - 1955年にジュンガル盆地の砂漠で大規模な油田が発見され、中国が資源の採掘に乗り出すため東トルキスタンに建設した都市。
  • オイルロックス - 1949年にスターリンの命令によって建設されたとされるカスピ海に浮かぶ石油採掘のための人工採掘施設。正確には世界初で最大の石油プラットフォームであるが、施設単独で通常の都市機能を有している。

学術系都市 編集

避暑地等 編集

  • テレジーナ(ペトロポリス) - ブラジル・リオデジャネイロの北、大西洋海岸山脈の山間地にあるリオの別荘地。1981年、大統領令により「皇帝の町」(Cidade Imperial)と言う称号を得ている。1830年に時の皇帝ペドロ1世が土地を入手しペドロ2世が保養宮殿と町の建設計画をしたブラジル最初の計画都市。1845年にドイツから移民団が入植。
  • アラカジュー - ブラジル最小の州であるセルジッペ州の州都で、美しい海岸のある観光地。ブラジルでは2番目につくられた計画都市。1855年創設。
  • サンタモニカ - ロサンゼルス、オレンジ・カウンティ、ウエストサイド地区。ビーチで有名であるが北側の地域は海沿いの戸建など全米でも有数の高級住宅地として開発されてもいる。
  • パームビーチ (フロリダ州) - ウェストパームビーチが南フロリダ大都市圏の北端をなす商工業都市であるのに対し、このパームビーチは富裕層の別荘地・リゾート地として計画開発された。町の中心部は砂洲の一番広い部分につくられ、道路が碁盤の目のように整然と区画されている。
  • コーラルゲーブルズ(Coral Gables) - アメリカ・フロリダ州マイアミ市の南西、地中海沿岸の街をイメージした異国情緒が溢れた高級住宅地で、アメリカで最初に作られたリゾート住宅地のひとつ。
  • ファウンテン・ヒルズ (アリゾナ州) 元々はフェニックスの近郊に造成された別荘地からなる
  • ラスベガス・バレー
  • カールスバッド (カリフォルニア州) リゾート都市として建設された
  • 鵠沼海岸 - 鵠沼村南東部の旧鉄炮場の砂原(大給子爵家所有地)に格子状の道路網が敷設され、クロマツが植えられて、日本で最初の別荘地計画都市に。
  • バギオ(フィリピン) - マニラ北方の標高1500mにある避暑地。アメリカの出資により作られた計画都市 ダニエル・バーナムが設計した避暑地都市のひとつで、日本人も関与した。
  • ペナンヒル(マレーシア) - 避暑地として丘陵地帯に計画された都市で、等高線にあわせて散策路が設置されている。
  • バンドン(インドネシア) - 標高700メートルの高原都市で、文教都市として計画された。
  • ボゴール(インドネシア) - 高原都市で、別荘だったが次第に宮廷が建設されていく。
  • バースイギリス) - ローマ時代からの温泉地であるが、クィーンススクエア、キングスサーカス、ロイヤルクレセントなど、ウッド親子の手により近代都市化していった。現在バース市街は1987年、世界遺産に登録された。
  • リマ - 旧市街は世界遺産に登録。海岸沿いのリマ#新市街 (ミラフローレス区、サン・イシドロ区)と二つの側面を持つ。
  • ヘラート(アフガニスタン)
  • ドロテーエン・シュタット - ベルリン城壁外に建設された新市街都市でウンター・デン・リンデンをはさんで北側に位置、南側に建設されたフリードリヒ・シュタットと、沿道をはさんで付近が格子状市街を形成していった。
  • ヴァインハイム - 宗教都市であった市街近くに、新市街ノイシュタットを創設。新市街が初めて都市とされた。

オアシス都市 編集

中世の計画都市編集

  • バイエルヌ、ラ・ブロワの渓谷にある・修道院を中心に発展してきた街であるが計画的に整備された南側の市場通りと自然発生的な北側の大通りが対照的で、これらの回りに円環状に街が形成された
  • イーベルドン、ヌーシャテル湖の南岸の先端にあり、2世紀ローマ時代にはキャンプがあったとされ、12世紀に計画的整備が行われ、徐々に回りの街を取り込んでいった。周辺の水系が変化し、城を囲う堀は埋立てられている。
  • グリュイエール、丘の上の小さな城塞都市で、13世紀から15世紀にかけて城郭を完成させている。城に至る中心軸の通りは重要な市場通りを形成している。
  • ヴァルテンプルク、13世紀に山と山にはさまれた峠に形成された街で、中軸に市場通りを設置し、その通りに面して町役場を置き、街の北側の入り口に教会を置いている。
  • ブルック、川のぞぱに形成された街で、橋へつながる通りで骨格をつくり、教会を周縁に置いている。ハプスブルク家が持っていた街と市場の権利を1284年に市民が譲り受け、その後ベルン自治体の所有となり、19世紀には、道路と鉄道が整備され、外へ大きく変容した街となる
  • ポラントリュイ、ローマ時代以前にもすでに人は住んでいたが13世紀に南側の三本の通りを持つ街が形成され、東端に教会を置き、その後北側の低い街が形成されている。
  • リースタール、12世紀に街が形成される前は小さな村で、門を持つ市場通りに面してラートハウス(市庁舎)があり、その通りは市庁舎通りと呼ばれる。北側の教会を囲む形で街が形成されている。
  • アルトシュテッテン、ローマ時代にはすでに小さな村であったがその後13世紀にすでに存在した教会をザンクト・ガーレンの修道院が整備し、あわせて市場通りである中心道路と平行に走る二本の道を整備、さらに周辺を城壁で囲み街の構成を強固にしている。

関連項目 編集

参照編集

  1. テレビ東京制作の報道・ドキュメント関連番組等で既に取り上げ。

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