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STARDUST BLUE

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Stardust Blue』(スターダストブルー)はゲームクリエイターの天ぷらによりインターネット上で公開されていたMicrosoft Windows用のフリーゲームRPGツクール2000で製作されているため、ゲームプレイにはRPGツクール2000RTPを別途ダウンロードする必要がある。公開日は2001年3月31日2003年3月31日に作者の意向で本作の公開は終了した。

概要 編集

前作『SACRED BLUE』に続く、天ぷらの二作目にあたる長編RPG。前作と同様、ゲーム中での作者名のクレジットは榊本祐(さかきもとひろ)になっている。作者の他のゲームと同じく、クリアまでのプレイタイムは数十時間と長いが、戦闘のバランス設定やサブイベントの作り込みもきちんと行われており、手が抜かれている様子はない。人気・評価ともに高く、Vectorのダウンロードランキングからも人気の高かった事が窺える[1]

修正ファイルは4つに分けて配布され、最終版は2002年2月21日にアップされた[2]。また、2001年6月19日のアップデートでは、エクストラエピソードという形で隠しダンジョンが追加されている。また、ゲームが公開されていた頃は、作者サイトでやりこみ企画が行われていた。

作者の解説によると、ストーリーのテーマは「生命」だとされている[3]。このテーマはやや抽象的だが、作中では人が人を憎む事、愛する事、というのがしばしば重要になる。ストーリーは長大なものだが、整合感は取れている。

ゲーム中の画像の多くは、RPGツクール2000備え付きの標準素材(RTP)が用いられているが、キャラクターの顔グラフィックなど一部のものはオリジナルのものが使われている。BGMは基本的にインターネット上にあるフリー素材が使われていて、ゲームクリア後にはBGMを一括して聞けるようになっている。BGMのうち2曲は作者自身が製作したもの。

システム 編集

戦闘の難易度は高めで、敵の弱点を確認しながら魔法を使う事、また後半になるとステータス異常にも留意する事が要求される。ただし、バランス調整は丁寧に行われているため無理なレベル上げを強いられる場面はあまりない(もちろんプレイスタイルにもよるが)。戦闘の形式はRPGツクール2000デフォルトのものだが、このゲームに特徴的な事として、「ディテクトスフィア」というアイテムで敵のステータスを確認できるようになっている。ダンジョンではほぼ必ず何らかの謎解きが要求され、その内容は暗号解読からトラップ解除、スイッチの切り替えまでバリエーションに富んでいる。これもゲームの難易度を上げる一因となっているが、凝ったものも多く、20以上のダンジョンでそれぞれ違った趣向が凝らされている。

このゲームでは、複数のアイテムを組み合わせる事でアイテムの強化を行う事が出来るようになっている(アイテムエクステンド)。また魔法もお金で購入する事になるため、多くのお金が必要となる。そのため、戦闘の勝利時にはお金を多めにもらえるようになっている。また、ナティネットワークというまとめ買い専門の店では、普通に店よりも安くアイテムを買えるようになっている。他にもショップには、ステータスの上昇や、状態異常対策用のアクセサリー製作ができる「キャラクターカスタマイズ」、今までに訪れた場所を確認できる「小さな世界見聞録」のように、このゲームオリジナルの要素がある。さらにレストラン「キッチンニューセンチュリー」(KNC)では、持っているアイテムを組み合わせてステータスを上下させる事ができる。

話の本筋から外れておきるイベント「LIFE FRAGMENT」やミニゲームもいろいろ用意されていて、クリア後のプレイヤーのための隠しボス、隠しダンジョンも存在する。LIFE FRAGMENTでは、物語の本筋であまりスポットを当てられないキャラクターが重要な役目を受け持つ事もある。

実際のゲーム中で、ストーリーを細かい単位に分割する事は行われていないが、コモンイベントの中にエピソードタイトルを表示するためのものがある。これを管理しているのはChapterという変数で、この変数は実際のゲーム中でも町の人のセリフ変更に用いられている。なお、「プロファイルスフィア」というアイテムを使う事によって、次の行き先やキャラクターの解説を読む事が出来、パーティーメンバーの入れ替えも「プロファイルスフィア」を使う事により行う。パーティーの入れ替えは、RPGツクール製のゲームでしばしば問題となるが、このゲームではスムーズにできるようになっている。

プレイヤーキャラクター 編集

ウェイン・ラヴィッツ (21歳 男性)
半年前よりリヴァイバーに加入した剣士。とっつきにくい性格をしているが、仲間からの信頼は厚い。恋人を残酷な方法で失った過去を振り切り、世界を滅亡から守る決意をする。
ティサ・レターシェン (20歳 女性)
リヴァイバー本部に籍を置く女性。魔法学校に在籍していた事があり、魔術(攻撃魔法)を使う能力を持っている。
ライトリック・オールデン (18歳 男性)
リヴァイバー本部の隊員。トレジャーハンターとしての顔も持ち、偵察などの任務を得意とする。
サファイア・アトラナ (20歳 女性)
リヴァイバー本部の隊員。ティサとは魔法学校時代からの友達。病気の叔母を見舞うため、一時期故郷に帰郷する。
セファン・ターディ (19歳 男性)
リヴァイバー・イサリル支部の隊員。帰郷するサファイアの補充として、リヴァイバー本部に迎え入れられる。気弱な性格だが、ひそかな才能を秘めている。
フェイリア・アイベル (27歳 女性)
孤島の研究所で精霊術の研究をしている女性。ウェイン達がイシュタリア領を脱しようとしている時に出会う。精霊術の実験で夫を失った事をルアンに付け込まれ、デモンズゲートに参加させられている。
ウィズ・ハーフェリーズ (23歳 女性)
病気の弟のため、希少な薬草を探し求めている冒険者。シアリーの首都シャロルでウェイン達に出くわした際、成り行きで共に行動するようになる。
マクマード・オルディア (29歳 男性)
少数民族のサリザ族で最強とされる戦士。イシュタリア帝国の横暴から人々を守るため、リヴァイバーに参加する。

その他のキャラクター 編集

デュマ・ジャカード (28歳 男性)
反帝国組織リヴァイバーの隊長。部下からの信頼も厚く、法術剣士としての本人の戦闘力も高い。作中唯一の二刀流の使い手でもある。
ルアン・バルディータ (35歳 男性)
デモンズゲートの隊長を務める男。人心を弄ぶ残虐非道な行いをすることで有名で、奸計家ルアンの異名は世界中に知れ渡っている。ウェインやレイルが憎悪を向ける対象でもある。
アーノルド・ブレイクフィールド (30歳 男性)
デモンズゲートの一員。サムライ被れの誇り高き武人であり、敵ではありながらマクマードとは互いを好敵手と認め合う。ただ正々堂々とした戦いを好む為、ルアンとはよく衝突しているようだ。
レイル・シンクレア (19歳 男性)
ウェイン達の前に度々現れる赤髪の少年。英雄ヴィヴラスの海賊版を自称し、ルアンをも遥かに上回る戦闘力の持ち主。半年前にルアンと何らかの因縁があったと思われるが……。
アリス・ラグランジュ (女性)
500年前のガルバランス大戦で英雄ヴィヴラスを見守り続けた女性。その伝説から現在に至るまで勝利の女神と讃えられている。ファーラルの花を探すウェイン達の前に度々現れる。
ヴィヴラス・イシュタリア (男性)
500年前のガルバランス大戦を終結させた英雄。大戦終結後、姓をイシュタリアと改めイシュタリア帝国を建国。アリスを妃として迎え入れる為に生涯待ち続けたという。

ストーリー 編集

ストーリーの解説に入る前に、まず『STARDUST BLUE』の世界の勢力関係を明らかにしておく。強大な軍事力を持つイシュタリア帝国は、2年前に他国に対して侵略戦争を開始、それに対抗するため、レスレナ王国、シアリー島嶼国家、イサリル中立国家の3国は同盟を締結する。それと並行して帝国に対抗するための組織リヴァイバーが結成される。リヴァイバーは、特別の国家に属しているわけではないが、イシュタリア以外の各国に根を下ろし、戦線においても大きな活躍を挙げている。ゲームのストーリーは、そのリヴァイバーの活躍を追っていく事になる。

主人公であるウェイン・ラヴィッツは、リヴァイバーに籍を置く青年で、他のプレイヤーキャラクターもリヴァイバーのメンバーか、そうでなくても成り行きでリヴァイバーに加わる事になる。ウェインは初め、人とあまり打ち解けようとしない人間に描かれる。彼は過去に起こった出来事のため、帝国の要人ルアン・バルディータに対し強い復讐心を持っているが、その理由は序盤では明かされない。ルアンはデモンズゲートと呼ばれる少数精鋭部隊の隊長を務めており、策略家としても知られている。

リヴァイバーのリーダーであるデュマ・ジャカードは、ウェイン、ライトリック、ティサ、セファンを、帝国を倒す鍵となるかもしれないオーパーツを探す任務に出す。オーパーツは超古代文明の遺産で、強力な力を秘めている可能性も指摘されている。オーパーツと並び、序盤のストーリーで重要になるのは、ウェインのファーラルの花探しになる。ファーラルの花は、見つけた者の願い事を叶えると云われているが、誰も見つけた事はなく、ただのおとぎ話だと考えている人も多い。ウェインは探索の中で、勝利の女神と呼ばれるアリスに接触する。彼女は、500年前のガルバランス大戦の際、英雄ヴィヴラスを見守っていた事で知られ、伝承ではアリスがそうしてヴィヴラスに加護を与えていたとされる。

その後、ライトリックと離れ離れになり、途中、帝国との戦闘や様々な困難があったものの、ウェイン達はウィズ、マクマードを仲間に加え、無事3つのオーパーツを手に入れる。しかし、これからの作戦のため、サファイアの故郷であるロアノークを訪れていたところ、ルアンがティサを人質に取り、オーパーツの譲渡を要求してくる。ウェイン達はオーパーツを持ちルアンの待つ古城ザルツブルクに向かうが、屋上で会ったルアンはウェインの事をヴィストと呼び、彼が他ならぬデモンズゲートのメンバーであると言う。さらにオーパーツもルアンの手に渡りそうになるが、そこにレイル・シンクレアが現れ、オーパーツをルアンから奪い取っていく。レイルの強大な力を目の当たりにしたリヴァイバーは、レイルを帝国に次ぐ第三の脅威として認識する。

ザルツブルク城でのルアンとの対面の後、ウェインは目に見えて精神が不安定になっていた。そして、遂にウェインは、ヴィスト・ブランディッシュとして帝国側についてしまう。デュマとリヴァイバーの仲間達は、「ウェイン」こそが彼の真実の姿であると信じて、ウェインを元に戻すための手段を模索する。それと並行して帝国との最終決戦に向けての気運も高まる。

リヴァイバーは帝都イシュタリアでの決戦にてイシュタリア帝国に勝利する。またティサの説得によりウェインも自分を取り戻し、リヴァイバーに戻る。しかし、ルアンは決戦に際して逃亡し、姿を消したままだった。ストーリーはこの辺りから転換を迎える。これまでは、イシュタリア帝国とそれに対抗するリヴァイバーというのが、大体の構図であったが、以後は先に出てきたレイルに関する事がストーリーの中心になる。新たにリヴァイバーに加わったフェイリアと、ウェイン達はルアンが潜伏しているらしいミルフォードヘヴンへ向かう。そこにいたアリスから、この星――ファーラルの成り立ちを聞く。

かつて、惑星ラヴォウドに栄えていた人類は、約5000年前、核を使った戦争により滅びる。ラヴォウドの最後の生き残りとなったアリス・ラグランジュは、恋人の残したプログラムにより、ファーラルに新たな人類を創造した。そして、現在の彼女はファーラルのセキュリティプログラムの一部として、人類を滅亡の危機から救うため見守っている。滅亡のファクターとして重要視されるのは、プログラム・ファーラルのバグとして発生する「イレギュラー」と呼ばれる存在で、ルアンやレイルもそれに当たる。アリスはウェイン達を、「イレギュラー」に対抗するための「勇者」として選定した。アリスがそこまで話した時、レイルがルアンを連れて現れる。ルアンの所業に対する憎しみを晴らすためレイルはルアンを惨殺し、さらにアビスの力でラヴォウドの兵器を起動させる。アビスは、悪魔が住まう異世界として知られているが、その実態は時の流れの中で肥大化した「憎悪の集合体」であり、レイルはその強い憎しみによってアビスと一体になる。

それから2週間後、ウェインはアゼルの町で目を覚ます。アビスの噴出により、世界はその地形を大きく変え、仲間達もその際に離れ離れになってしまった。以後のストーリーは基本的に、仲間達を探しながら、ラヴォウドの兵器「天陽の八機兵」を各個撃破していく事になる。物語前半では、様々な人物が織り成す複雑なストーリーが展開されていたが、後半のストーリーはシンプルで、ダンジョン探索がメインになる。天陽の八機兵を倒すごとにウェイン達はレイルの過去をかいま見る。不幸な境遇に生まれたレイルだったが、2年前システィーナに出会った事で居場所を見つけ、負の力も弱いものになった。しかし半年前のメルク蹂躙の際、システィーナをルアンに惨殺された事で、レイルはそれまで以上に人類を憎むようになる。憎しみに染まるレイルに過去の自分を重ねるウェインは、彼を止める決意を新たにする。そしてウェイン達は、今ある生命を消去せしめんとするレイルと対峙する。

関連項目 編集

脚注 編集

  1. 週間総合ダウンロードランキング - Windows Vector
  2. [1] (閉鎖のためインターネットアーカイブへのリンク)
  3. [2] (同上)

外部リンク 編集

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