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TOTO C75

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TOTO C75とは、かつてTOTOが製造していた水洗便所用洗い出し式床下給水和風水洗便器である。

それまで各社が生産されていた和風便器トラップが別に作り分けられた分離トラップ式であったが、このC75系からはトラップが一体に作りこまれた便器となった。

高度経済成長期の水洗便所普及期に大量に生産された便器で主にフラッシュバルブ結管された。

C75系の内C75とC75Fは主にデパートホテルオフィス劇場ホールなど非住宅のフラッシュバルブ給水のトイレに施工された。

男性の小便も兼ねた大小両用型のC75Aはホテル旅館の客室、小オフィス等のフラッシュバルブ給水の大小兼用トイレに施工された。

このようにC75系便器に結管される洗浄装置フラッシュバルブ制御した流水が供給され洗浄されるものが殆どであるが

一部はフラッシュバルブ給水以外でも施行され、一般住宅のトイレでは、ハイタンクやロータンクと組み合わせられた他、公衆便所トイレではシスタンバルブと組み合わせとしても施行された。

C75系便器のC75、C75Aの排水部に接続される下水管は晩年のものは主に硬質塩化ビニル管(VU管)や強化プラスチック管(FRPM管)、ポリエチレン管(PE管)に便器排水部を差し込んで施行されたが、古くに施行されたものは概ね陶管に便器排水部を結管する形で接続され、便器排水部と陶管の結合部は ゴムパッキン等で密結して施行された。

一方、フランジ型の排水部を持つC75F、C75AFはに硬質塩化ビニル管(VU管)や強化プラスチック管(FRPM管)、ポリエチレン管(PE管)、 鋼鉄管に取り付けられたフランジと便器のフランジとの間にガスケットを挿み込み結合された。

特徴 編集

C75系は床下給水和式便器であるため 給水口が便器の通水部(リムの下部)より低い場所にあることから、便器内通水路部の残水を排出する排出用の小穴(冬場の残水凍結による破損防止のため)が設けられている。この為にフラッシュバルブが閉止した(便器の洗浄終了)直後は、便器の金隠しの残水穴から、便器内の残水をちょろちょろと排出する姿が見られ、これはこのC75系を含めた床下給水和風便器の特徴となっている。

さらにC75系は給水口が金隠し部の床下にあり、地中に埋め込まれた給水管と接続されるが、地中に埋め込まれた給水管には主に鉛管(便器接続部付近は銅管黄銅管)が使用され、便器の給水口にフラッシュバルブからの給水管を接続する為の金具であるスパッドもめっき無しの黄銅または製が使用される。

埋め込み部側面には、コンクリートの収縮や床のひずみなどによる陶器の破損防止の為に、緩衝材として段付き両用式のC75A以外はアスファルトが、塗装されている。

またC75A(C75AQ)はTOTOが製造した一般向けの和風便器では最後まで生産された丸い金隠しを持つ便器となった。

TOTOの幼児用和風便器であるC103は、このC75をそのままミニチュアにした形状である。

歴史 編集

1952年から生産され、多くのバリエーションが派生し、マイナーチェンジを繰り返しながら一般向けの最終製品としてはC75Aの補修用C75AQが2009年6月まで生産され、50年以上の長きにわたり発売された。

乾式工法であるライニングユニット(ライニングコンポ)の初期の頃の製品には和風便器隠壁フラッシュバルブ、専用パーティション壁がセットになった製品の設定もあり、この製品の便器部は、このC75が採用されていた。

便器に焼き付けられた刻印であるロゴマークの焼印は生産初期の製品は「大鷲」マークで1962年生産分からは「toyotoki」になり、1969年生産分からは「TOTO」となり「TOTO」マークでも初期の頃の生産分は青いマークが薄く、晩年生産分は現行の他の製品同様、黒に近い群青色であり、TOTOの歴史を語るに欠かせない製品となっている。

バリエーション 編集

一般用としては、ノーマルのC75の他、フランジ型のC75F、男性の小便も兼ねた大小両用型の和風両用便器C75A、C75Aのフランジ型のC75AFがあった。

特殊用途としては県住向けのアスファルト二重巻のC75T3、掃除口付きのC75T4、C75Aの刻印位置変更品C75AT2、C75Aのリップ部長さを延長したC75AT3の他金隠しが無い刑務所精神病院用のC75K、とその掃除口付きのC75T5、刑務所精神病院用両用式のC75AT4、C75AQW等多くの派生バリエーションが存在した。他パルコ向け長尺和風便器C75TB(後にC128に改称)も存在した。

C75系の衰退 編集

長きにわたり生産が続けられてきたC75系であるが、需要が少なかったC75AFは19711月に生産中止になり、平成になりC75系を節水形にモデルチェンジした台形状の金隠しを持つC750系が登場すると節水に対応していないC75系は陳腐化し、ノーマルのC75、フランジ型のC75Fが、19929月に生産中止になり、段付き大小両用型のC75Aが19976月に生産中止となった。

生産中止後も補修用としてノーマルのC75がC75Qとして、フランジ型のC75FがC75FQとして19991月まで生産対応され、補修対応終了後、型廃棄され完全廃番になった。

段付き大小両用型のC75Aはフラッシュバルブ式床下給水和風両用便器の代替品が存在しない事から補修用もC75AQとして20096月まで長く対応され、補修対応終了後、型廃棄され完全廃番になった。

C75系の現状 編集

トイレの改修や建て替え、近年は全国的に洋式便器化が進み、近年C75系は急速に淘汰され、和風便器を残したトイレにおいてもセフィオンテクト表面処理された最新のエロンゲートタイプ床下給水和風便器であるC755U系に改修が進んでいる為に見かける機会が減少している。

またトイレの改修がされた後もC75のまま残ったトイレにおいて、最新の電装式の自動フラッシュバルブに換装されたり、木村技研のアクアエースのような従来のシステムとは全く異なるフラッシュバルブとC75が組み合わせられた(最新の衛生設備に古風な丸い金隠しを持つC75系が組み合わせられた)ミスマッチな水洗トイレも出現している。

C75系の製造中止直前(平成初期)に竣工したオフィスビル等のC75が設置されたトイレでは、比較的新しいトイレであっても、丸い金隠しからくるイメージで実際より古めかしく見えてしまうことがある。

1952年から50年以上生産され、全国の水洗便所に設置されたC75系であるが、機種のモデルチェンジのスパンが短く洋式化が進んだ昨今、同一機種、同一品番でこのように半世紀以上も大量に生産される和風便器は今後存在しないと思われる。

関連項目 編集

外部リンク 編集

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